ディスク1はWe Are The Worldの収録風景と、完成した映像、ボーナストラックとしてソロパートの収録風景など。
私は80年代の洋楽はまったく詳しくないので存じ上げない方も多かったのですが、それでも参加したアーティストのすごさは伝わってきました。楽譜通りに歌うのでは無くそれぞれがアレンジを加え、即興で絶妙なはもりをしたと思ったら時には個性が衝突してしまったり。あれだけの才能が集まったらそれをまとめるのも非常に大変だったのでは?とこのプロジェクトの難しさとプロデューサーのクインシーの力の大きさも感じました。
マイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチー、ボブ・ディラン、シンディー・ローパーというあげればきりが無いような豪華キャストの中でも私が特に印象深かったのは故レイ・チャールズ氏。彼はまるで体から音楽が溢れているようで、歌うというよりも彼自信が音楽なんだと感じました。
ディスク2は発案者のハリー・べラフォンテ氏らのインタビューを交えながら集まった基金がどの様に使われたかのドキュメンタリーとライブエイドの映像、ボーナストラック。
ドキュメンタリーの中である方が飢餓にや病気に苦しむ人たちに食べ物とワクチンを届ければいいだけだと思っていたが食べ物を運ぶ手段が無く(道が整備されてない)ワクチンを保存できる設備がないのだとおっしゃっており、今この瞬間に食べ物や薬を届けるだけでなく、道を作り、技術を伝え、彼らが自立できる長期的な支援が必要なのだと強く感じました。
チャリティーというのはお金を集める過程までが注目されがちですが本当に大切なのは集まったお金をいかに有効に活用するか?なのだということを非常に考えさせられました。
後半はアメリカの端から端までを人々が手を繋いでつなげようというチャリティー運動の紹介とアメリカ国内の貧困、ホームレスなどの支援について。失業者問題など今の日本の現状と重なる部分も多く、興味深くはあったのですがアメリカの福祉問題などちょっとWe Are The Worldと離れてしまった感じで少し退屈…すみません、不謹慎ですが正直な感想です;;
このドキュメンタリーは前半に収録風景が使われているだけであまりアーティストは出てきませんが、その分ディスク2のボーナストラックはWe Are The Worldが獲得した賞の授賞式で皆が舞台に上がって歌う映像や、ソロ録音時に何度もテイクを重ねる風景などが収録されています。
特にマイケルが1人で収録している映像はちょっと間違ってしまったり、歌いながら自然とダンスしてしまう感じがとても可愛いです。
一つ不満は曲に字幕がでない事…会話部分に字幕ははいりますが、We Are The Worldや他の曲の部分には字幕は無いです。入っている冊子にも訳は載ってないし…色々な意訳が出来る歌詞なので意図的なのかもしれませんが一番見て欲しい子供達に見せる時にはやはり意味が解った方がこの曲と映像の意図が伝わりやすいと思うので是非付けて欲しかったです。