以前は
作品10 と
作品25 の別冊で、合わせると結構高かったのですが、2007年新刊のこれは合冊されています。
音楽之友社の解説によれば、
「ショパン自身による手書譜のほかに、それと同等で信頼の置ける複数の異稿を資料としており、楽譜中には各異稿との違いがすべて記載されている、非常に資料性の高い楽譜集である。」
とのことで、バラ売り時代よりさらに新しい内容となっています。
それぞれの版の違いが、楽譜中に膨大な注記で書かれています。
また運指も、例えば10-2などは資料による異なる運指を書体で区別して、何通りか書いています。
ある意味非常にマニアックな本で、専門家でも納得の内容だと思いますが、一般レスナーにとっては、あまり異稿の違いにこだわりすぎると、どう弾いていいのかわからなくなるので、長短あるのかもしれません。
楽譜内に解説を書き込む形式なので、巻末などの解説はほとんどありません。
音友版
2006年刊New edition などの方が、最新の研究を反映していて、しかも使いやすいのではないかと思います。
「エチュード」ではなく「エテュード」という題には、こだわりがあるのかもしれませんが、そのため検索しにくいのは残念です。