まず、音楽の善し悪しは、個人的な感性や好みによって大きく異なります。
映画・小説・絵画なども同様ですが。
特にジェイソン・ムラーズのファンではありません。
でも「ウェイティング フォー・・・」のポップ度の高さとメロディーラインの美しさは、好きでした。
全く待っていなかった今作ですが、ジャケットのセンスに惹かれました。そして、たった1曲だけ、3曲めの「LUCKY」を聞きたいがために購入。
複数の音楽ジャンルを巧みにミクスチャーし、心地良い音楽を生み出すアーティストと評価されているようですが、結果としてそうなっているだけで、彼は独自の音楽観と自身の世界をもち、それを地道にこつこつと追求しているだけだと感じます。
単に「ポップ」「美メロ」と評されるアーティストは世界に五万といる。
彼のソング・ライティングには、緻密に創り上げたメロディーラインの中に彼自身がこだわっている音楽センスが感じられ、彼がめざす音楽の方向性と彼の声と歌唱力が一体化していて素晴らしい!
声高ではなく「それが、唯一無比の僕の音楽だ!」と語りかけている。
今作を聞いて、非常にアーティステックなシンガー&ソングライターだと思いました。
「毒」や「クセ」「アク」が無い分、損していると思いますが、今後も、飄々と「我が道」を歩んで欲しいミュージシャンです。