Robert Randolph & Family Bandの「We Walk This Road 」は、ペダル・スティールギターの魅力を存分に楽しめた。ペダル・スティールというと、ついついハワイアン・ミュージックなどが頭に浮んでしまう、自らの想像力の無さに閉口してしまうが…。前作「Colorblind」でもRobert Randolph の超絶テクには唖然とさせられたが、新作ではさらに音楽も洗練され完成度の高いサウンドになっている。
何が洗練されているかというと、前作はかなりファンク色が強く、かなりアクの強さを感じた。「We Walk This Road 」では、ペダル・スティールは健在ではあるが、半歩も下がった控えめな印象を受けた。その分、メロディーであったり、女性コーラスが前面に押し出され一層聴きやすい音楽になっているようだ。
さらには前作同様に、豪華ゲストが多数参加している。ベン・ハーパー、レオン・ラッセル、ジム・ケルトナーなどが色を添えている。
ボブ・ディラン「Shot Of Love」、ジョン・レノン「I Don't Wanna Be A Solidier Mama」、プリンス「Walk Don't Walk」のカヴァーも秀逸であり、バンドとしての成熟さも窺わせている。この夏お奨めな一枚ではないでしょうか。