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ウィンターズ・ボーン スペシャル・エディション [Blu-ray]
 
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ウィンターズ・ボーン スペシャル・エディション [Blu-ray]

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登録情報

  • 出演: ジェニファー・ローレンス, ジョン・ホークス, デイル・ディッキー, ギャレット・ディラハント, ローレン・スウィートサー
  • 監督: デブラ・グラニック
  • 形式: Color, Dolby, Subtitled, Widescreen
  • 言語 英語
  • 字幕: 日本語
  • リージョンコード: リージョンA (詳細についてはこちらをご覧ください DVD/Blu-rayの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: Happinet(SB)(D)
  • DVD発売日: 2012/04/03
  • 時間: 100 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B006M9VYIA
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 7,797位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

全世界絶賛!各国映画賞46部門受賞!139部門ノミネート!世界中の映画賞を席巻したインディペンデント映画の新たな傑作が誕生!!
愛する家族を守るために、自分の未来を切り開くために、1人の少女が希望を持って力強く生きる姿に、誰もが心揺さぶられる感動作。

▼アカデミー賞主要4部門ノミネート[作品賞] [主演女優賞] [脚色賞] [助演男優賞]
サンダンス映画祭グランプリ&脚本賞2冠を含む、主要映画賞【46部門 受賞】【139部門 ノミネート】!

▼主演:ジェニファー・ローレンス / ハリウッド映画次世代スターの誕生!
映画初主演の本作で、8つの映画祭で主演女優賞受賞、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞を含む14の映画祭でノミネートを果たす。

▼監督・脚本:デブラ・グラニック
徹底的なリサーチ、コミュニティを蝕む貧困や薬物中毒といった社会問題、独特の生活風習や伝統文化、プロの俳優と現地住民を混在させたキャスティングなど地域密着のリアリティを追求し、少女が直面する、厳しい自然、貧困、アメリカの闇、閉ざされた環境で生きる人々そこにある非常な掟、を緊張感高い演出で描き、世界各国で賞賛される。

【ストーリー】
ミズーリ州南部オザーク山脈の村に住む少女リーは17歳にして一家の大黒柱として、心の病んだ母親の代わりに幼い弟と妹の世話をし、その日暮らしの生活を何とか切り盛りしていた。ある日、地元の保安官から衝撃的な事実を突きつけられる。とうの昔に家を出て逮捕されていた父親が、自宅と土地を保釈金の担保にして失踪。もしこのまま裁判に出廷しなかったら、リーたちの家は没収されるのだという。やむなくリーは、たった一人で父親探しに乗り出すが、ならず者だらけの親族は全く協力してくれず、露骨な妨害工作さえ仕掛けてくる。“非情な掟”に縛られた村で真実を探り当てることは不可能に近い。果たしてリーは父親を見つけ出し、家族を守ることができるのだろうかー。

【キャスト】
ジェニファー・ローレンス、ジョン・ホークス、デイル・ディッキー、ギャレット・ディラハント、ローレン・スウィートサー、シェリル・リー

【スタッフ】
監督:デブラ・グラニック、脚本:デブラ・グラニック/アン・ロッセリーニ、原作:ダニエル・ウッドレル「Winter's Bone」

【映像特典 合計約64分】
メイキング
初期バージョンのオープニングシーン
未公開シーン集
「Hardscrabble Elegy」 by ディコン・ハインクリフェ(音楽)
予告編集(US版オリジナル+日本版)
キャスト・スタッフ プロフィール(静止画)
ビジュアル・パンフレット(静止画)イントロ/ストーリー/監督インタビュー

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

過酷な現実に立ち向いながら強く生きる少女の姿を描いた人間ドラマ。ミズーリ州に住む17歳の少女・リーは、心を病んだ母に代わり一家の生活を支えている。そんな折、ドラッグの売人である父親が借金を残して失踪し、彼女は父親捜しの旅に出る。

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36 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Bo-he-mian トップ500レビュアー
2011年は、少女俳優が大人たちを向こうに回して、男勝りのタフさを見せつけ大活躍した年だった。『キック・アス』のクロエ・グレース・モリッツに始まり、『トゥルー・グリット』のヘイリー・スタインフェルド、『ハンナ』のシアーシャ・ローナン。しかし、最後の最後で真打ちの登場になるとは!『ウィンターズ・ボーン』のジェニファー・ローレンス。この映画の何とも言えない息苦しさも凄かったが、彼女が演じるヒロインの存在感に、ただただ圧倒されっ放しの100分間だった。

ミズーリ州南部のオザーク地方。その山間部に、現代社会から見捨てられたかのような貧しい人々の住むコミュニティがある。家の周りに捨てられたガラクタの山や、錆びついた車。おそらくは、出荷されずに投棄されたと思われる、カーペットらしき巨大なロール。湿って苔むして変色したその異様で巨大な塊の上を、子供たちが無邪気に飛び跳ねて鬼ごっこをしている。痩せこけた動物たちに、寒々とした冬に取り囲まれた風景が、生活苦を一層際立たせる。ここに住む人々は、ヒル(山)に住むビリー(スコットランド人)=「ヒルビリー」という蔑称で呼ばれる。アメリカ映画の中で、しばしば封印されてしまう存在、プア・ホワイト、白人貧困層の社会が舞台だ。

主人公の少女・リー(J.ローレンス)は、17歳にして一家の大黒柱。自家製ドラッグのディラーである父は不在、母は精神を病んで、言葉を発することもなく寝たきり。リーは幼い弟と妹、そして母の食事づくりから家事全てを一人でこなしている。生活資金は底を尽き、隣人の援助にすがる日々。そんな時、警察に逮捕されていた父が、保釈中に失踪したと聞かされる。裁判に父が出廷しなければ、保釈金の担保にされた家と土地は没収されてしまう。父親探しを決意するリー。しかし、唯一の頼みである叔父のティアドロップ(ジョン・ホークス)は、父がトラブルに巻き込まれ、死んだ事をほのめかす。オザーク地方の閉鎖的な社会・・・人々の口は重く、17歳の少女の前に冷たく立ちはだかる。真実を見つけ出すための、少女の孤独な戦いが始まる・・・。

この映画に寄せられた多くの絶賛の言葉の中で、「主人公のリーは、リプリーよりサラ・コナーよりナウシカより強い。本当に強い」という言葉があった。全く同感。この映画の主人公・リーの生き様に筆者が震えて感動した最大の理由は、彼女はあまたのアメリカ映画の中で描かれてきた「男勝り」のヒロインたちと決定的に違うところがある、という事。それは己が「タフ」である事をことさら主張しない点である。そう、リプリーやサラ・コナーといったヒロインたちは、男もタジタジになるような「強い女」である事をアピールする。それは逆に考えれば、古いアメリカの男性優位のマッチョイズムに対する反抗と自己主張が投影されたものだ。しかし、少女リーを動かすものはそうした社会へのコンプレックスや反抗ではなく、ただ「家族を守る」という思いである。リーは、己の境遇を嘆いたり、文句を言ったりはしない。銃や拳を武器に戦うわけではない。ただひたすら、黙って現実に立ち向かってゆくのである。
舞台になるのは、ヒルビリーの保守的で排他的な社会。その息詰まるような閉塞感は想像を絶する。リーに何かを知られると都合の悪い大人たちが、寄ってたかって少女を取り囲んで、ブチのめすのである。いい大人が、17歳の少女を!
そして自分の命の危険を感じたリーは、自分が還って来れなくなることを考え、幼い弟と妹に、銃を使ってリスを狩り、獲物を捌いて「自活」する方法を教えるのである。17歳の少女が、である!普通なら、この年頃の少女は、遊びたいし恋もしたいし、欲しいものだってたくさんあって、親におねだりして、あげくの果てには「誰も私のことなんか解ってくれない!」何て言ったりもするだろう。でも、リーは一言も不平不満を言わない。何かが欲しい何てことも言わないのだ。それどころか、己の死をも冷静に覚悟する潔さ。このシーンには、本当に震えて目が潤んでしまった。まるでドキュメンタリーを観ているかのような錯覚すら覚える、獲物を捌く手馴れた手つき。ジェニファー・ローレンスの、ほとんど演技をしているとは思えないような自然体の演技・・・そのキャラクターになりきって、もはや少女リーの人生を見させられているような迫真の演技に、ひたすら圧倒された。
『あの日、欲望の大地で』で、キム・ベイシンガー、シャーリーズ・セロンのオスカー女優二人を向こうにまわして軽く圧倒。ヴェネチア映画祭で「マルチェロ・マストロヤンニ賞」を獲ってハリウッドの演技派女優を完全に食ってしまった究極の「自然体」の演技力を、本作で決定的なものにしたと言って間違いない。クロエ・グレース・モリッツもヘイリー・スタインフェルドもシアーシャ・ローナンも皆素晴らしい若手女優なのだが、ジェニファー・ローレンスは何というか、もう違う次元に存在しているような気がする。脱帽です。

他にも出演者では、冷たい素振りを見せつつ、陰ながらリーを見守る叔父・ティアドロップを演じたジョン・ホークス(『フロム・ダスク・ティル・ドーン』『アメリカン・ギャングスター』)の、観るものを静かに圧倒する演技も素晴らしい。また『ツイン・ピークス』でローラ・パーマーを演じたシェリル・リーが主人公の母親を演じていたり(見る影もないオバサンになっていたのがショック・・・言われないと判らないと思う)、また、本作に登場する胡散臭そうな保安官、どこかで見た顔だなぁ・・・と思ったら、海外ドラマ『ターミネーター サラ・コナー・クロニクル』でターミネーターを演じたギャレット・ディラハントだったりと、脇を固める俳優が妙にマニアックなところも筆者的にはちょっと楽しかった。

監督は、インディペンデント系で活躍するデブラ・グラニック。ドキュメンタリーに近い静謐な人間ドラマの演出の中に、ひしひしと伝わってくる緊張感とカメラが捉えた寒々しい風景は秀逸。そして、リアルなだけでなく、神話的・おとぎ話的なファクターも物語に入れ込まれている。パンフレットで、町山智浩氏がヒルビリー文化に関する素晴らしい紹介文を書かれていて、その中で、クライマックスの湖でのシーンを、アーサー王のエクスカリバー返還のエピソードと重ねて、物語の神話性を指摘されていたが、ヒルビリーの人々のルーツを考えると、とても意味深な分析だ。「老婆」たちがリーのお供になる点も、監督は意図を持って演出していると思う。
ロケ地も、原作の舞台に忠実にミズーリ州で行われ、この映画の中には本当のヒルビリーの人たちも登場する。だからこの映画の中に出てくる風景は作られたものではなく、そこにはリアルなヒルビリー社会が写し撮られているのである。
本作はインディペンデント・ムービーの優れたところが全面に出て見事成功を収めた作品だ。同ジェニファー・ローレンスが主演した『あの日、欲望の大地で』は、女優たちの名演や素晴らしい撮影を、インディペンデント系監督の演出がメリハリのないドラマにしてしまった残念な例だが、本作はサンダンス映画祭でグランプリ&脚本賞をとった鳴り物入りの傑作。デブラ・グラニック監督の手腕にも拍手を贈りたい。

最後に、「ウィンターズ・ボーン」とは、「人を喜ばせるために与える、ちょっとした贈り物」を意味するスラング・・・いわば、犬に投げてやる骨の事、だという。この映画は、ミステリーではない。だから謎が解かれ、物語が気持ちよく解決される訳ではない。ラストの、ある人物が言うセリフは、観る者にもの凄い消化不良を与えて映画を締めくくってしまうくらいだ。しかし、主人公リーの、家族を守るための戦いの果てに待っているささやかな「ウインターズ・ボーン」とは何なのか・・・人生は、続く。人は色々なものを背負いながら、それでも「生きていかなければならない」のだ。そして、そんな事を17歳の少女に教えられてしまう映画だった。
この映画を劇場で見損ねてしまった人々が、チョットうらやましい。だって、これからこの映画と、ジェニファー・ローレンスと「出逢う」喜びがあるのだから。筆者にできるのは、せいぜいソフト化されてから「再見」することぐらい、なのだ!

しかし、2011年の映画レビューを『ウィンターズ・ボーン』で締めくくる事ができて、幸せである、と思う筆者でもあります。
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12 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By レオ
どこまでも憂鬱で暗い映画ですが
閉塞感の中で優しいのか優しくないのか微妙な村人や親戚、
重い緊張感と考えさせられる痛みが心にずっしりとくる後味です。
貧しい田舎ゆえに生きて行くため犯罪に手を染めることも
いつしか暗黙の了解となった村一体の共同意識や掟の怖さが
とてもスリリングでもありました。
父親の消息を探していくうちに、怪しさプンプンの
村人たちからは警告され、ボコボコにされ
遊びたい年頃であろう17歳の少女がただ家族を
守りたいためだけにタフに振る舞う姿がなんとも泣けます。
罪や真相を突き詰めて訴えることができるのは
まだ余裕があるほうで、
そんなことより生きていくのが必死な世界。
この作品は厳しいの一言につきます。
社会派に興味がある方は是非。
陽気なカントリー音楽も良く流れてましたが、
裏腹にヒルビリーと呼ばれるこの地域が、
こんなに厳しい土地だったのかとちょっと驚きました。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By アイク トップ500レビュアー
数年間アメリカで暮らしたことがあります。
その間に何度も抱いていた「アメリカのイメージ」を崩されるようなことも経験しました。
おかげで私の中でアメリカは良く分からない国の筆頭となってしまいました(笑)。
本作でも全く知らなかったようなアメリカの一面が描かれていて大変興味深く見ることができました。

本作をミステリー/ホラーとしてご覧になる方は少ないでしょうが見てる間はヒタヒタと冷気が忍び寄ってくるようで背中の辺りガチガチになってしまいました。
ただ、オスカー候補作という事で「感動」とか「泣ける」映画を期待しておられる方にはちょっとお勧めするのはどうなんでしょ?
個人的には「ハードボイルドだなぁ」というのが率直な感想ですね。
これほどの小品にもチャンスを与えるアメリカ映画界に少しは気概が残っているのだと再確認(アカデミー賞候補作品としては最も「ヒットしなかった」作品なのだそう)。

まさか現代のアメリカでリスを捕ってシチューにして飢えをしのぐ白人家族がいるとはね。
声高に貧困や因習を糾弾するようなヒステリックな作品ではない分、余計にボディーブロウのようにじわじわと衝撃が効いてきますね。
さりげない描写やセリフにハッとさせられっぱなしでした。
「あんただって私の遠縁じゃないの!」
ヒロイン、17歳のリーの叫びは閉じられたコミュニティの中で血縁関係が次第にドロドロと煮詰まって弾けるのを待っているかのような閉塞感を現していて胸に痛い。
そしてうつろな、でも熾火のような光を目に宿した叔父、ティアドロップの抱える底なしの絶望。
彼のラストのセリフはコミュニティの不可侵の掟に縛られた自分の運命を受け入れるものだったのでしょうね(辛)。

全くと言って開放感もカタルシスもない作品ですがけっして不快ではない。
それはヒロインがタフでしたたかで根を上げないからですね。
自分から負けを認めないあの不敵さが何よりも美しい。

ヒロインを演じたジェニファー・ローレンスは本作一本で若手の有望株のトップ・ランナーに躍り出ました。
すでにX-メンなどでも活躍しておりますが今年は超大作シリーズ「Hunger Games」でさらなる飛躍を狙います。
叔父役のジョン・ホークスも見事でした。
現地のずぶの素人さんも大挙エキストラとして出演されているようで、道理でうそ臭くない面構えの方々ばかりだと思いました。
特にリーと面談する軍のリクルーター(学校に募集官が来るってのもビックリだけど)との対話シーンの異様にリアルな様は大した見ものです。
この役も本物のリクルーターさんらしいです。

アメリカ映画で本当に久しぶりにドラマを堪能することが出来た作品でした。
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