カントリーとアバンギャルドの両方に根差したアメリカン・ロックとしてぜんぜん悪くはないと思います。
これまでのウィルコのアルバムで演奏されたサウンドのこだまを聴いているようになる面もあります。つまり、ウィルコを聴いたことのある耳にとっては意外な展開はないので、若干地味に聞こえます。しかし、これはこれで哀愁が胸に迫るし、ライヴで聴くと、これまでの曲とのあいだに、うまく緊密なつながりができて、それがとてもいいのですが。
地味な点が災いして、『ヤンキー・ホテル・フォックストロット』以降、彼らのアルバムに関しては、US、AUGのどこかでデラックス・エディションが出ていたのに、このアルバムに関してはいまだに出ていないのかもしれません。
いちばんのおすすめは、ジェフとファイストとがデュエットした5ですね。ボーナス・トラックはなくてもいいと思います。
ブックレットを見ると、輸入盤でも歌詞は印刷されているような体裁でした。