著者についてはもはや何も言う必要がないですね。またウェルチやGEの経営についても多くの著書があり、最高の経営者・最高の会社との評価が定着しているようです。(勿論GEが今後50年以上安泰かの保障はありませんが。)
本書では様々な問題についてウェルチが率直に語っており、なるほど最高の会社を作れた所以が良く分かります。(但し「人事部門を上に置く」(P.120)には疑問あり。優秀で客観的な人事部門であることが前提でしょうが、もしそうでなかったら最悪の結果になります。)但しリ−ダ−シップ・天職・買収などはウェルチでなくても言えることではないかと思います。寧ろ本書の中で素晴らしいのは、戦略(P.194)と予算(P.223)についてです。多くの経営学者やコンサルタントがポ−タ−を援用して説明し、予算といえば何十年も前からの説明を飽きずに使っていますが、ウェルチはこれらをボロクソにこき下ろしています。飛び切り優秀な経営者が最高の会社を作った秘密の一端がここにあるのでは?ここだけ読んでも本書を買う価値があると思います。