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ウィトゲンシュタインはこう考えた―哲学的思考の全軌跡1912‐1951 (講談社現代新書)
 
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ウィトゲンシュタインはこう考えた―哲学的思考の全軌跡1912‐1951 (講談社現代新書) (新書)

鬼界 彰夫 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

遠大な思考の果てに浮かびあがる「哲学」の姿! これこそ真のウィトゲンシュタイン

ウィトゲンシュタイン哲学のすべてがわかる すべてのテキストを詳細に読み直し、ウィトゲンシュタインの思考に即して再構築すると、従来の難解な断篇の集積が、1つの大きな哲学的ドラマとして蘇ってくる。


内容(「BOOK」データベースより)

『論理哲学論考』から最晩年の思索まで、すべての「遺稿」をあらたに読み直す力作。

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31 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 初級者からより突っ込んで学びたい人に最適!, 2004/2/16
この本の独自性は主に二つあります。

一つは最近になって可能になったウィトゲンシュタイン
の膨大な草稿を参照した点です。
公刊された著作は草稿と統一的に理解しなくては、
到底理解できないと鬼界氏は主張します。

二つ目は、ウィトゲンシュタインの思想を、
いくつかの主題的な問い(言語、論理、私など)の
深化の過程として捉えたという点です。

鬼界氏独自の比喩や概念を補助線として使い、
ウィトゲンシュタインの思考の中核的な部分を
えぐりだしていきます。
ですから興味深くても本筋ではないトピックは
ばっさりとカットされ、集中的に考察されたのは「論考」「探究」
「確実性の問題」で、青色本などは概観されるのみです。

この本では過去の論者の諸解釈を
包括する解釈が多いのも特徴です。
つまり、それぞれの諸解釈はウィトゲンシュタインの
ある要素を強調したために分かれたのだ、ということが
納得できるような視点が多いように思いました

しかし確実性の問題などは、鬼界氏の補助線の

ウェイトが多くて、鬼界氏とウィトゲンシュタインの
思考が混合した、独自の語りになっています。
容易に理解できない、優れた問題提起です。

この本はウィトゲンシュタインがどんな人か知りたい、
人には、理解しづらいでしょう。
しかし、ある程度知識があり、いろんな解釈も知っているが、
本当のところはどうだろう、くらいの中級レベルを目指す

方にはとても合っていると思いました。(自分がそうなので)

また、この本で示された観点を他の哲学者と
対比させるのも興味深いと思われます。
(特に探究の考察はヒューバート・ドレイファスの
ハイデガー解釈と重ねたら興味深そうに思えます。)

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19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ウィトゲンシュタインの一生の思考の成果を冷静に観察, 2006/9/17
ウィトゲンシュタインの一生の思考の成果を冷静に観察したものであると感じた。とかく専門家は自分の専門に対しては主観が入りやすく、自分の著書の中で先行理論と自らの考察を主観的に混同することも多いが、この著者はウィトゲンシュタインの文献に即して記述しながらも、自らの考察を客観的に織り交ぜながら議論を進めていると思う。人間が一生かけて考えぬいたことを、このように時代別・思考の違いに即してに解体し、最終的に至った思考結果を示す書物がもっと増えてほしいものである。新書でこのような書物に出会えることは幸せなことであると思う。
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35 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 後期思想を知るなら, 2005/2/9
By カスタマー
「私はすばらしい人生を送ったと、皆に伝えてください」

ウィトゲンシュタインほど徹底して哲学者を貫いた人間はいないであろう。生と死のぎりぎりのところで、生涯思索し続けた人間である。

ウィトゲンシュタイン関連の著作ではほかに永井均氏や野矢茂樹氏の著作が私的にお勧めだが、特にこの鬼界氏の著作で注目すべきは難解と言われるウィトゲンシュタインの後期思想に関し実に判りやすくまとめてある点だ。「言語ゲーム論」は彼の思想において最も有名な術語であるが、今までピンとくるような明快な著作がなかった気がする。

初めてウィトゲンシュタインに触れる人に是非!と薦められる著作ではないが(難しい)、手にとって一読する価値は間違いなくある。

永井氏の著作から入って、野矢氏、鬼界氏の順に読んでいくのが彼の思想を理解するには善いかもしれない。

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しっかりしているし、新書だし、いいかと思うのだが、新書であろうが単行本であろうが、面白さを問題にするなら、... 続きを読む
投稿日: 2007/9/9 投稿者: むいむい

5つ星のうち 3.0 「学問に近道なし」 by本居宣長
新書で値段も手頃だし、分量はあるし、何たってタイトルが「ウィトゲンシュタインはこう考えた」ですから、素人はとりあえず、がんばってこれ一冊読めば大体のことは分かる... 続きを読む
投稿日: 2006/7/24 投稿者: JBHHLW

5つ星のうち 5.0 ウィトゲンシュタインも「刹那滅の哲学」に肉迫していた
本書は、ウィトゲンシュタイン(以下、LW)の思考過程を解き明かすことを主眼としている。膨大な遺稿を読み解いた鬼界氏の種明かしを逐一確認することはできないが、論旨... 続きを読む
投稿日: 2005/12/29 投稿者: vivekatrek

5つ星のうち 5.0 モデリングの原点
IT技術者なら上流分析を研究・実践している人は少なくないだろう。ウィトゲンシュタインの思想の変遷は、「論考」、「断章」、「探求」だけではとても理解しがたいものだ... 続きを読む
投稿日: 2005/2/4 投稿者: 7n4rjj

5つ星のうち 3.0 正直言って難しかったが
20世紀最大の哲学者ともいわれるウィトゲンシュタインの全遺稿を読み解くことによって、その哲学的生の解明しようと試みた野心的な書物である。... 続きを読む
投稿日: 2004/8/28 投稿者: 糸音

5つ星のうち 5.0 たまに考えるくらいで哲学者と自称するのはおこがましい、ということがよくわかった
... 続きを読む
投稿日: 2004/7/4 投稿者: 楡岡

5つ星のうち 3.0 第4部は楽しく読んだ
私のウィトゲンシュタインに対する関心の持ち方や読み方は、この本の著者とはかなり違う。私ははっきりいって「論考」とか独我論にはあまり興味がない。学者じゃないのだか... 続きを読む
投稿日: 2003/12/31 投稿者: 皿皿

5つ星のうち 5.0 時にアフォリズム、あるいは詩のように
私は、時にアフォリズム、あるいは詩のようにウィトゲンシュタインの『論考』を読んできた。
哲学について何かを語るような素地は持ち合わせていないが、彼の文体と... 続きを読む
投稿日: 2003/10/7 投稿者: blue

5つ星のうち 5.0 興奮!
ウィトゲンシュタインが、何を問題にし、どう考えたかを、年代順に読み解いていく本です。
「論理哲学論考」「哲学探究」を、多くの手稿などをもとに、読み解いてき... 続きを読む
投稿日: 2003/9/19 投稿者: lemonerika

5つ星のうち 5.0 労作
ウィトゲンシュタインの思索の軌跡を、発表されている著作だけではなくその元になった手稿のレベルにまでさかのぼって辿った労作。このような文献学的な仕事はacadem... 続きを読む
投稿日: 2003/8/3 投稿者: ha

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