キースの復活ソロコンサート(東京, 1999)、ソロCD Melody at night with youの後の作品、しかも2枚組ということで期待が大きかった分だけ、聴いて少しがっかりしました。キースらしい自由奔放な展開はほとんど聴けず、モダンジャズの総括というような内容です。Ellinton, Gillespie, C. Brown, Jazz Messengers, M. Davisとモダンジャズの歴史ともいうべき面子のナンバーあるいは得意とした曲が次々演奏されます。Whisper notはメッセンジャーズのものよりあっさりと、エレガントに。Chelsea bridgeやAll my tomorrowのようなバラード曲がいつものように深まらないのは何故?Wrap your troubles in dreamsは、マイルスのRelaxin'のような、くつろいだ楽しい雰囲気での演奏です。Round midnight, Prelude to a kissでは ベースが寂寥とした夜、また典雅な味わいをよく表現。What is this thing called love終盤、本CD中唯一といってもよいくらい、このバンドらしく自由にinteractionを取りながらリズムの応酬が3人で聴かれ、圧巻。でもキースの作品という先入観がなげれば、大変いい作品だと思います。彼も病気の後で、疲れもあったのでしょう。実際2001春のトリオコンサート(東京)では、フリー的にものすごいリズムとメロディの迫力でしたから。自作に期待!