階級社会、支配者階級による搾取、スポーツとスポンサーとマネーゲームと、その仲介業…。
実際に存在する経済の仕組みをうまく利用した、面白い作品だと思いました。
近未来スポーツ(?)というかなんというか、話の中軸となるWWWMの設定も
マニアックすぎない、既存のゲームの延長線上にあるので、
想像もしやすいしわかりやすいです。
ストーリーも破綻した部分がなく、あれ?気がついたら主人公とヒロインが恋愛関係に?
みたいなこともなくて、安定した話の流れになっています。
文章も読みやすいですが、全体的に量が多いですね。
近未来なので仕方ないことですが、設定上なければならない
装置の仕組みだったりをすべて未知なる万能物質と技術で
解決しちゃってるところは少し気になりました。
レビューに書かれている方もいらっしゃいますが、説明しすぎ感があります。
また気になるところといえば、陽月の切り札にランダム要素を絡めてくるのはなかなか…難しいですね。
結局のところ作者の采配でしょー? と言ってしまえばそれまでっていう。
あとは今後、チートな能力が多数登場しそうなのが…今回の敵だって5属性持ちとか、
スキルを盗んで未来永劫自分のものとか…今までの陽月についてだって完全にチートレベルで
普通だったら勝負にならないし、規制がかかると思うのですが。
というかかけないと、また鉄板パターンで勝つんでしょ、と、視聴率的なものもそんなに取れないかと…。
その辺どうなのかなあと思うので★を1つ減らしてみましたが、
全体的に良作だと思います。次巻以降の展開が気になるところです。