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ウィキリークス WikiLeaks  アサンジの戦争
 
 

ウィキリークス WikiLeaks  アサンジの戦争 [単行本]

『ガーディアン』特命取材チーム , デヴィッド・リー , ルーク・ハーディング , 月沢 李歌子 , 島田 楓子
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

2010年11月、アメリカ国務省の外交公電を一斉に公開し、
世界中を驚かせた内部告発サイト「ウィキリークス」。
このときリークされた公電の内容がきっかけとなって、
チュニジア・エジプトの政変劇につながったとも言われています。

そのウィキリークスに最も早くから接触し、
アフリカ・イラク戦争の報告書や外交公電のスクープを連発したのが、
調査報道を得意とするイギリスの名門リベラル紙「ガーディアン」でした。
昔のドラマの刑事のような、昔気質のユニークな新聞記者軍団と
ジュリアン・アサンジ率いるミステリアスな組織「ウィキリークス」が
ときには激しく対立し、ときには真摯に協力しながら、
世界を大きく変えるほどのスクープ報道を繰り広げていった、
その壮大なドラマ、全真相を当事者の「ガーディアン」記者チームが描きます。

「ウィキリークス」は何をしたのか?
謎だらけの組織「ウィキリークス」とは何か、
はたしてアサンジとは何者なのか、
すべてが明らかになります!

内容(「BOOK」データベースより)

アサンジに最も早く、最も深く密着した英国『ガーディアン』紙だから暴けた“漏洩”の全真相。アメリカ政府が本気で怯える内部告発サイト・衝撃の全貌。

登録情報

  • 単行本: 354ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/2/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062168502
  • ISBN-13: 978-4062168502
  • 発売日: 2011/2/15
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By naichi トップ500レビュアー
ウィキリークスに最も早くから接触し、外交公電のスクープを連発した英ガーディアン紙によるウィキリークス本。ちなみにガーディアン紙とは、中道左派・リベラルを標榜しており、調査報道で名を知られる名門新聞社である。

◆本書の目次
1  秘密の館
2  技術兵の「正義」
3  ジュリアン・アサンジ
4  ウィキリークスの誕生
5  「アパッチ」のビデオ
6  ラモとの対話
7  取引
8  作戦会議室
9  アフガニスタン戦争報告書
10 イラク戦争報告書
11 公電
12 世界一有名な男
13 パートナーの不安
14 嵐の前に
15 公開日
16 史上最大の機密漏洩
17 ウォンズワース獄舎のバラッド
18 ウィキリークスの行方

ウィキリークスと協働関係にあった新聞社による本は、独シュピーゲル誌による『全貌ウィキリークス』もあるのだが、そちらが客観的な立場で描かれているのに対し、こちらは自社自身も一人のプレーヤーとして主観的に描かれており、表現も生々しい。これは、最終的にウィキリークスと対立関係に陥ったということによる影響もあるのかもしれない。多少センセーショナルな書き方をしているので、良くも悪くも、週刊現代の記事を読んでいるかのような感覚だ。

ウィキリークスに関して保持している情報としては、独「シュピーゲル」誌とほぼ同じであると推測されるが、最も興味を惹かれるのが米外交公電のリークを行う際のジュリアン・アサンジとのやり取りである。互いに協力しあい、キュレーション・ジャーナリズムとでも言うべき新しい道を見出しながらも、ジュリアン・アサンジの必要以上に介入してくる姿に対立構造が深まってくる部分の記述は、本書ならではのものである。

これまでに国内で発売されているウィキリークス本は、ほぼ全て読んできた。いずれも読み応えがあったのだが、どこか自分事化できないのも事実である。幸か不幸か、日本という国に与えたインパクトがそれほど大きくないからであろう。この先、日本を大きく揺るがすような出来事が起こって欲しいような、欲しくないような、実に複雑な気持ちである。そしてこの二面性こそ、ウィキリークスの本質なのだろう。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
面白かった 2011/4/7
By sandroc
この手の翻訳物で350ページもあれば、たいがい間延びしたところがあり飛ばし読みすることも多いが、本書は内容が凝縮されていて、まさに巻置くあたわずで一気に読んでしまった。何より正義の味方のようでもあり、ただの目立ちたがりのハッカーのようでもある、アサンジという非常にアクの強いユニークな人物が世界の大メディアと渡り合って、成り上がっていくさまが読み物として面白すぎる。
そして、アメリカはじめ各国の暴露される機密。アフガン、イラクでのアメリカの行状は想像を絶する。「貧困大国アメリカ」を読んだときのような衝撃を受けた。アメリカというのは日本の現実からは想像もし得ないようなとんでもない闇を抱えているのだ。外交公電の暴露の「公共性」というのはピンと来ないが、アフガン、イラクでの機密を暴露した功績は非常に大きいと感じた。
それにしても、外交公電がらみの章におけるナチュラル過ぎるジャパン・パッシング。G8レベルの国で名前が出てこなかったのは日本くらいではないか。ほんとに「に」の字も出てこない。そんな国があるなんて思いもよらないかのようだ。不利益を受けるような機密を暴露されなかったことはいいことなのかもしれないが、日本には外交がないのかな、という疑問を覚えた。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
アサンジ氏のひととなりや、Wikileaksの過去の活動に関して理解するのには、もちろんよく書けているのだが、圧巻は14章「嵐の前に」から。

90年代には既に言われていた「Information must be free」は、2010年代にどう実践され直すべきなのか。入手した情報は全部ぶちまけるべきなのか?

英ガーディアン紙はぶちまけるようなことはしなかった。自身や関係者に今後有り得る訴追や報復の私刑を避けるために、自身の立場を有利なものとするために、知識と立場に基づく「選別」を行った。

「選別」?隠蔽や検閲とはどう違うんだろうか?

ガーディアンはクオリティペーパーと言ってよいだろうが、独シュピーゲル誌は大した雑誌ではない。彼らの選別はドイツの国益に適っていただろうか?

新聞や雑誌には存在意義はある、しかし、今の業態ではないだろうな、という読後感。

2/1の脱稿、2/15の初版、なので、内容が新聞並みにリアル。ベンアリ政権崩壊の話まで言及されている。

PGPや暗号長の話など、テクニカルな部分の訳出もまあどうにかなっていて、そんなに気にならない。

新聞・雑誌の今後が気になるひとにもお勧め。
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