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27 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人生観を問われる本,
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レビュー対象商品: ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ (単行本)
ビジネス書としては、エクセレントカンパニーや第三の波、などと並ぶレベルの名著として残るのではないでしょうか。ただし、従来のビジネス書とこの本が大きく異なるのは、人生観に左右される要素が大きいと思います。 特許権、著作権、知的財産と権利ばかりを主張し、50年でも70年でもあぐらをかこうとする会社。はたまた、知的財産を秘密にし、特許すら出さない(そういう会社でも他人の論文は読みまくるんでしょうけれど)ことにした会社もあります。 そういう動きをつきつめると、学問とか人類共通の知恵といったものはどうなるのか?このままでいいのか? と感じたことはありませんか。 ウィキノミクスとはそういう人類の知恵は共有物と考える人々に支えられていて、従来の権利を主張しなくても「分かち合うことで生きていける」と確信している人々の動きなように感じました。そのマグニチュードはとても大きく、古いタイプのビジネスと互角にやっていけていると、この本は事実の積み重ねで証明しているように思います。たとえば、人のDNAを解読し著作権を主張する会社が新聞をにぎわせていたことをご記憶の方も多いでしょう。それが今どうして共有されるようになったか、知ることができます。 ウィキノミクスでは知を共有しながらビジネスを展開していく点こそが最も経験と知恵が必要な部分であり、ひとつひとつの事例が参考になります。そういう観点で読まないと同じような話の繰り返しに読めてしまうかも知れません。それでは大切な知恵を取りこぼします。 資源は有限ですが、知恵は無限であり、共有することで次々と新しいことができていく世界を私はすばらしい、と感動をもって読了しました。 でも、自分が考えたものは他人の影響よりも自分だけのものだ、秘密にしておきたいしひと儲けしたい、と考える人もやはりいるでしょう。 どちらの道が好きか、でこの本の評価は大きく異なるでしょうね。
82 人中、68人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
新たなパラダイムシフト−その時個人は,
By watanabe8760 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ (単行本)
インターネットの目覚しい発展により、企業や個人が【知識】を囲い込むことの意味が急速に薄れつつある。未だに自身の知的財産を隠蔽しようと必死になる企業も多いが、 それは穴の開いた船から、手で水をかき出す様に似ている。 インターネットという自然の驚異にも近い、圧倒的な力を持つフレームワークが、それを拒否しているからだ。 企業が恐れるべきは、その「共有化」による既存商品の衰退ではなく、 その「共有化」の波に乗り遅れ、対応できない状態に陥ることだ。 大きな流れが変わってしまった今、一刻も早く群衆が織り成すスキル、独創性、知性を利用することを考えなければならない。 では個人は、その共有化がもたらす「無料化」をただ喜んで受け入れるだけでよいのか。 否、結局そこから享受できる利益は、その人のリテラシーに依存しており、 そのリテラシーはインターネットがもたらすオープンコミュニティに参加し、自らも与えることによってのみ高めることができる。 つまり、個人の能力の重要性は変わらない。いや、より高まったと言ってもいいかもしれない。 インターネットがもたらした新しい仕組みが個人の教育、仕事、起業の可能性を高めてくれた。 だから、私たちは、その世界とつながるために必要な、 スキルとやる気、一生懸命勉強してく気概を常に求め続けることを怠ってはならない。 特に知的作業を生業としているエンジニアは、それをしっかり肝に銘じ、本書を読むことをおすすめする。 きっと新しい知的作業の喜びの可能性を感じ取れるはずだ。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
昨今のビジネス環境で生き残るには...,
By 和泉 茂一 "シゲ" (山梨県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ (単行本)
この耳慣れない言葉,コラボレーションの『ウィキ』(万人が書き込む事のできるネット辞書のウィキペディアに端を発する)と『エコノミクス』からできた造語が『ウィキノミクス』であり,コラボレーションをベースにビジネスを展開して生き残るか,あるいは消え去るかの二者選択をさすともある.インターネットがもたらしたモノは,収益マターを必ずしも起点としない価値の創造をもたらす配分ルールのエコシステムに依存したビジネスコンセプトであり,この重要性が以前にも増して今や必須になっている.もはや世界は繋がっており,個々の起業が単独で収益を独占できる時代は終わっている.コラボレーション無しでは生き残れなくなっているのが現状のビジネス環境なのだ.併せて読むと良いのが,『キーストーン戦略』,ここにはエコシステムを基板としたビジネス展開の重要性が述べられており,概念的には『ウィキノミクス』に共通するところがある.進展著しい科学技術を基盤とした複雑性を有する昨今,この時代を生き残る上で参考になる知見を得ることはできよう.と言うか,勝ち組は既に実践しているのである. ボリュームが 500 page近くあり,ちょっと読みづらいところは無くはない.
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