例えば、明るい空の色が水面に揺られて踊る、美しい浅瀬をただよっているよう。
軽く閉じた瞼にあたたかな光を感じながら、肌を包む心地よい流れに身を任せ、たゆたう。
悲しみも、喜びも、苦しみも、幸せも、痛みも、情熱も、綾なす全てが美しい歌声にほどかれて、体が心に溶けていく―精神が調律されていく感じ。
ただの慰めや共感ではない、真の癒しとはきっとこういう事なのだろうと思いました。
そして同時に、全く違う人生を生きる多くの人々の心を、単なる共感や普遍さでなく、極上の心地よさを伴って共鳴させてしまう坂本真綾の希有な素質に感嘆しました。
これまでいろんな優しい音楽や綺麗な歌を聴いてきましたが、彼女のこの盤は別格です。
ある意味、歌い手としての坂本真綾の輝きが極まった一枚。必聴です。