イヴサンローランのパートナー、ピエールベルジェが亡くなったサンローランに宛てた手紙。
その日付けはサンローランが亡くなった4日後から1年2ヶ月後まで。
二人の長い年月を振り返り、まとめ、思い出にまで昇華させるまでには短すぎる期間の手紙ではあるが、
私たち読者は二人の関係や足跡を垣間みることができる。もちろん日本語訳の文章だけど、味わいがあって、日本語の手紙としても素敵な文章だと思う。
手紙の中の「シャネルが女性に自由を与えたのであれば、君は女性に権力を与えたのだ」という言葉がとても印象的。だからこそ、強いルックの服が生まれたんだと思う。女性が肩肘をはらすための鎧を与えてくれたことに感謝したいと思った。
ちなみに、サンローランの言葉は
裸体ほど美しいものはない。女性を纏うことのできるもっとも美しい服は、愛する男の腕である。しかし、この幸福をみつける機会のない女性のために、私はここにいる。
最も美しい化粧は情熱だ。しかし、化粧品の方が簡単に手に入る。