スイスのフォークメタルバンド、エルヴェイティのアルバム。2009作
過去2作はブラックメタル的なアグレッションとフォーキーな牧歌性を融合させた
完成度の高いアルバムであったが、本作はアコースティカルな部分を全面に出した
トラッドロック的な作品となっている。鳴り響くバグパイプの音色、マンドリンにフィドル、
ハーディ・ガーディ、フルート、ティンホイッスルといったケルティックな楽器の響きに、
ラテン語なのかロマンシュ語なのか異国的な女性ヴォーカルの歌声が重なる。
前作のファンなどには、激しさのないこのサウンドに面食らうかもしれないが、
トラッド/ケルト音楽が大好きな私にとってはもったく問題なし。むしろ、
このバンドがアコースティックでここまで説得力が出せるということに感心する。