人間、ひとりでは生きていけません。
田んぼで稲を育てたり、沖合いで魚を獲ったり、
火をおこすのに山へ芝刈りにいったり(桃太郎のおじいさんではありませんが^^;)、
・・・一人で全てこなすのは、かなりむつかしい。
周りのことを省みず、「ONLY 仕事!」で生きてきた
(鉄鋼関係ゆえに?)堅物な主人公ですが、
亡くした娘によく似た女性と出会ったことをきっかけに、
残酷な現実とともに、“まごころ”を取り戻してくのに、
グッときました。
主演の舘さん、今までのパワフルかつスマートな刑事役や、
「パパとムスメの7日間」でのコミカルな演技とも違う、
「オトコの中のオトコ」でした・・・イイ意味で裏切られました。
特典映像で、佐藤監督が高倉健さんを例に出して
絶賛されていたのですが、正にその通り、ただただ素晴らしかったです。
悲劇のヒロイン役・貫地谷さん、暴走系かつ個性的なキャラを
演じるのが上手い女優さんやと思ってたんですが、
今回は、内面から切ないオーラをかもし出してる“ピュア乙女”でした
・・・これまた、イイ意味で裏切られました(笑)。
そっと口づけする時の雰囲気、ぶっきらぼうでもなく
いやらしくもなく、ただただ美しかったです。
他の脇役の皆さん、宇崎竜童さんの音楽に、
映像の雰囲気・・・どれも観てる側を切なくさせてくれます。
大切なあの人に、素直になれない自分に、やるせなさを感じる作品でした。
*追伸・・・運のイイことに、このDVDを観た翌日、
佐藤監督の「男たちの大和」がテレビで放映されることを知りました。
佐藤監督の“熱い”作品に、これからハマりそうな気がします(^^)。