年老いていく(まだたった40歳すぎ位だと思うけど?)大女優と、彼女の付き人からのしあがっていく若き新進女優の女ならではの、すさまじいバックステージ物の名画です。これ以降の映画やドラマにどれだけ模倣されたことか。かつてのハリウッドは、40歳を過ぎたら「おばあさん」扱いでした。
ベティ・ディビスの車中での、会話がものすごくリアルで怖かった。策略によって、ディビスの代役として、成功を得る新進女優にアン・バクスターが演じています。アン・バクスターが手段を選ばずに、スターの階段を上りつめていくストーリーですが、皮肉にも栄光の座を射止め、ドレスを着替えるバクスターの着替えを手伝う付き人が、鏡の中からうっとりと見つめる姿が、鏡の作用によって延々と続いていくというシーンが意味ありげで印象に残ります。
ちょっと笑えるのが、昔の女性はみな繊細だったのか、バクスターがショックで失神してしまうシーンは笑ってしまいますね。
マリリン・モンローが初々しい新人女優の役で、ほんの少し出演していますが、新旧交代を物語り、現実にその後デイビス、バクスターの二人の女優が落ちていき、モンローが大スターに駆け上がっていったのは、皮肉です。