リクオとチエちゃんとの琴線に関わる触れ合いを中心に物語が進みます。今回は、いつもチエちゃんと一緒にいるおじいちゃんのシメイさんやサミィの背後に隠されているアンドロイド開発計画の問題も提起されています。リクオ、サミィ、アキコ、シメイさん、チエちゃん達の主人公がイヴで過ごす“お互いの存在を超えた共有時間”は“心の垣根を取り払った何物にも代え難いもの”である一方で、リクオがその時間を共有すればするほど友達との間に微細な亀裂や疎外感を生じさせ、また、アンドロイドが人間の心に近づき超えようとしていることによる人間価値の葛藤を生みだしつつある事実をリクオ(ヒューマン側)がどのように溶解させていくのか…。深読みしすぎかもしれませんが、今回の作品を見てそのように感じました。今話も質の高い画像と視点角度を複雑に変えた描き込みが素晴らしいですが、これまでの伏線があるとはいえ、一度見ただけでは難しいのではないかとも思いました。act01でのAKIKOのセリフが本作で重要なキーワードになって思い起こされますが、本作の流れに僅かな引っ掛かりを感じて、満点と言いたいところを☆4.7にさせて貰いました。しかし、最終話でどのように帰結させるのか、或いは提起した問題の融和策を模索させるのか、大いに興味深く最終話に期待。