Would you like to see this page in English? Click here.

この商品をお持ちですか? マーケットプレイスに出品する
イヴの七人の娘たち
 
イメージを拡大
 

イヴの七人の娘たち [単行本]

ブライアン サイクス , Bryan Sykes , 大野 晶子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)

出品者からお求めいただけます。



キャンペーンおよび追加情報



商品の説明

Amazon.co.jp

   我々はどこから来たのか? そんなことをふと思い浮かべたことはないだろうか。この答えの鍵を握るのが、DNAである。DNAはどんなに長い年月を経ても、消えることもなければさびつくこともなく、朽ちることもない。我々の中で息づく、古代世界からの旅人なのだ。

   人類は皆、20万年前のアフリカ女性「イヴ」の子孫であるといわれている。オックスフォード大学で遺伝学の教授を務める著者はさらに、6億5000万人にのぼる現代ヨーロッパ人の母系祖先は7人の女性に分類できるとしている。この女性たちに名前をつけると、アースラ、ジニア、ヘレナ、ヴェルダ、タラ、カトリン、ジャスミン。それぞれ、別の時代に別の場所で生活を送っていた女性たちである。

   ミトコンドリアDNAには、母親からしか受け継がない、遺伝子の組み換えが起こらないという2大特徴がある。このミトコンドリアDNAをたどっていけば、ヨーロッパ人の誰もが、自分の祖先を知ることができるのである。そして、人類の歴史―― 我々はネアンデルタール人の末裔なのか、はたまたクロマニョン人の末裔なのか―― を知ることができるのだ。

   本書は、こうした研究、発見にまつわる裏話と、それがヨーロッパにかぎらず世界中の人々にとって意味するものを明らかにしている。そして、ホモ・サピエンスの歴史が遺伝子に記録されていった道筋について語っている。

   誰もが人類の歴史を遺伝子の中に秘めている。その歴史は、はるか昔の祖先から、実質的になんら変わることなく受け継がれてきたDNAパターンの中に含まれているのだ。人間の細胞はすべて、そうした驚異的な旅を乗り越えてきたもの、つまり遺伝子を運んでいるのである。これは大いに誇りに思うべきことだと著者は言い切っている。そして、本書はユーモアをもって現代ヨーロッパに潜伏する人種差別主義を批判しているのである。我々は、母をたどっていけば誰もがつながっているのだから、と。(冴木なお)

出版社/著者からの内容紹介

遺伝子解読---人類をつなぐ固い絆があきらかになった。 欧米で話題騒然のノンフィクション!
四万五千年前、地球が氷河で覆われていた時代、イヴに一人目の娘アースラが誕生した。それから三万九千年後、七人目の娘ジャスミンが生まれた頃、農耕生活がはじまっていく。地平線の向こうに何が待ち受けているのかわからなかった遙か昔、アースラ、ジニア、ヘレナ、ヴェルダ、タラ、カトリン、ジャスミンのイヴの七人の娘たちとその一族は新たな大地へと踏み込んでいった。
遺伝子学者のブライアン・サイクスが、五千年前に死んだ人体の化石をきっかけにミトコンドリアDNAの重要性を発見した。遺伝子科学が神の領域に迫り、わたしたちの肉体に宿る遺伝子を何千世代、何百万世代も遡り、ついに現代人の共通祖先を探しあてた。
従来の定説を覆し、驚愕の事実を明らかにするまでの不断のチャレンジと「知」の格闘の物語。



登録情報

  • 単行本: 358ページ
  • 出版社: ソニーマガジンズ (2001/11)
  • ISBN-10: 4789717593
  • ISBN-13: 978-4789717595
  • 発売日: 2001/11
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 20,533位 (本のベストセラーを見る)
  •  カタログ情報、または画像について報告

  • 目次を見る


類似した商品から提示されたタグ

 (詳細)
関連タグ(この商品に近い関連キーワード)を追加する++最初のタグになります
 

 

カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
 科学系のノンフィクションとしては非常に読みやすい。科学系の本は翻訳のせいで読みにくいことも多々あるが、これは例外。作者も訳者も素人が読むことを意識してくれている様子。

 「事実は小説より...」とはよく言ったもので、下手なミステリーよりも"物語"の醍醐味がある。DNAという謎に満ちた物質を手がかりに途方も無い時間を遡っていく過程には、真実を読み解く楽しさ以上に冒険的な面白さがあった。後半で娘たちの生活を想定してフィクションにしているが、かえってこの部分は色あせて見える。真実に勝るものなしということか。「餅は餅屋」の域を外れてたことでの失敗との印象。
 素人にはこれが学説としてどれ程のものか判断はつかないが、こういう世界やこういう考え方があることを気軽に読めるのがうれしい。「それにしても、7人の娘たちにとってはこんな未来にこんな風に自分達のことが読まれているとは想像を絶する話だろうな」と妙な感覚まで浮かんでしまう。

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By fjtt
形式:単行本
ヨーロッパ人の起源の7人の女性が生きていたころの時代、そしてアフリカに端を発した人類の世界に散らばってゆくドラマについて述べられている。前半は、DNA解析について書かれているが、読み物としてはちょっとものたりない。一方で突然変異やクラスターについての説明が不十分なため、これらについての事前の知識がないと難解かもしれない。しかし、従来の言語学や民俗学によるアプローチと違い「いつ、だれが」というレベルで民族や人種のルーツを明らかにしてゆくテクニックと熾烈な研究競争に関する記述には、自ら研究する者にしか描けないリアリティが存在する。
後半は、一転して5万年前から1万年前の人類史がイヴの7人の娘の話として

語られる。読者はこのギャップに戸惑うかもしれない。しかし、著者は考古学や遺伝学が無味乾燥の科学ではなく、人類進化の歴史は我々現代人の親子関係の延長線の個人個人の上に存在するのだということを主張したかったのだろう。
本書を読んで、過去現在未来と続く人類の進化をまさに今ここに生きているじぶんが担っているということを強く感じた。

このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この本には、オックスフォード大学で遺伝学の教授を務める著者が、人生と名誉をかけて研究してきた“ミトコンドリアDNA”についての驚くべき発見が世に広まり、反論を掲げていた他の学者達からも認められるに至った経緯と理論が熱く、解り易く書かれています。

DNA核内にある膨大な量の配列を解読し、個人個人の比較データを取るという事は気の遠くなる作業となります。 しかし著者ブライアン・サイクス氏は、母からのみ遺伝されるという“ミトコンドリアDNA”の小規模で組み換えが行われないという特性を持つ配列を解読することにより、人間(ホモ・サピエンス)のルーツがどこで生まれてどう世界に移動していったのかという疑問に対して、遺伝子学の見地から解答の糸口を掴みます。 

これまでに発見された人骨化石やミイラなどから採取されたミトコンドリアDNAと現代人のそれとは、ほぼ変わらない配列を持っていたからです。

更には、母方の祖先を辿っていくとピラミッド型に直属の先祖を絞っていくことができ、6億5000万人にものぼるヨーロッパ系人種の母系先祖は七人の女性に帰属するという発表に至りました。

この七人の女性達は同年代に生きていたのではなく、ネアンデルタール人と呼ばれる集団であった4万5千年前に生きた一人から、クロマニョン人時代に突入していた6千年前に生きた一人まで年代には差があります。 もちろんその時代の女性が彼女達だけだったわけではなく、他にも女性はたくさんいたのですが、七人の彼女達だけが先祖で有り得る条件としては、彼女達が二人以上の女児を生んでいたこと、そして各々の女児達が成長して子孫を残し、その子孫がさらに子孫を残し続けている結果なのだとしています。

個人的にはブライアン氏の飽くなき探究心と論理の立て方にとても惹き込まれ勉強にもなりました。 また、科学者達が学会や名誉ある研究誌などで定説を覆し、新論を掲げることの達成感や度を越えたストレスがよく伝わる本でもありました。

全くその分野には素人な私にも解るように書かれていて、とても好奇心が満たされました。 日本人のルーツと母系先祖についても記載されています。

この本の後半には七人の女性達の生活模様が、当時の地理的状況や気候、食料としていたであろう動植物などが加味されて描かれており、遠すぎる過去に確かに生きていた彼女達を、より身近な存在として想像できました。 

これまでの遺伝子学的な論調から一転し(読者の気分の柔軟性が求められますが)、動物との命を懸けた駆引きを前にした緊張感や、大自然の中を通り抜ける風を感じるようでした。

読み応えのある一冊です。単行本で出版されたので更にお薦めです。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
人懐っこい本
読後感が良い。
アダムの呪いは男性性の自然的本質を批判している。本書は、女性性の性質には何も言及していない。
MT... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: good morning
イブ仮説を科学的に解説した良書
現在の人類は20万年前以降にアフリカに存在した1人の女性を起源としているという「イブ仮説」は1987年発表され、翌年のニューズウィークの特集記事で広く知られるよう... 続きを読む
投稿日: 2010/4/10 投稿者: マトサブロー
ミトコンドリアDNAについての理解が得られる秀作
ずいぶん前に話題になった本だった。この本以降にミトコンドリアに関する本が急に増えたのを覚えている。文庫本を見かけたので手に取った次第。... 続きを読む
投稿日: 2008/9/29 投稿者: vatmideo
ミトコンドリアから読み解く人類の歴史に驚く
法律関係なので、ミトコンドリアDNA鑑定を理解するために読みました。しかしミトコンドリアDNAから読み解けるのは、「個人識別」どころでなく、壮大な人類の歴史であり... 続きを読む
投稿日: 2008/4/8 投稿者: 冤罪嫌い
通りすがりのバイオ研究者
比較的専門的な内容にも関わらず、分子生物学・進化学的な事項をわかり易く記述していると思う。7人のイヴが発見されるプロセスが詳細に記述されているし、研究の日常的場面... 続きを読む
投稿日: 2008/4/8 投稿者: 通りすがりのバイオ研究者
どんどん面白くなる
遺伝子の話なので理解するのに難しい個所もあるが、第10章あたりから俄然面白くなってくる。現代欧米人の先祖は採集狩猟民の末裔なのか、それとも近東からの農民なのか・・... 続きを読む
投稿日: 2007/8/22 投稿者: のんちび
力技やな・・・
一時話題になったミトコンドリアDNAについて書かれた本なのですが、内容はもとより、読後「世界の、見知らぬどこかで・・・」とか「かつて時の彼方では・・・」などと読者... 続きを読む
投稿日: 2006/8/23 投稿者: 常盤鐘鳴
人類みな兄弟を実感させる良書
ダーウィン以来、理論的進化論は遅々として進まず決定打が出ない(「ドーキンスvsグールド」のような本がある)が、一方DNA解析に基づいた研究は進んでいて、人類の共通... 続きを読む
投稿日: 2006/8/5 投稿者: 紫陽花
福音
 ゲノム、について詳しく書かれており、面白かった。... 続きを読む
投稿日: 2006/1/6 投稿者: 藤原翠蓮
思わず「自分はどこから来た?」と思うでしょう
日本人の95%は9人の母親から生まれているそうだ。
いきなり驚くが、ミトコンドリアDNAをたどるとそういうことになる。... 続きを読む
投稿日: 2005/9/13 投稿者: 山野渓流
カスタマーレビューの検索
この商品のカスタマーレビューだけを検索する

クチコミ

クチコミは、商品やカテゴリー、トピックについて他のお客様と語り合う場です。お買いものに役立つ情報交換ができます。
この商品のクチコミ一覧
内容・タイトル 返答 最新の投稿
まだクチコミはありません

複数のお客様との意見交換を通じて、お買い物にお役立てください。
新しいクチコミを作成する
タイトル:
最初の投稿:
サインインが必要です
 

クチコミを検索
すべてのクチコミを検索
   
関連するクチコミ一覧


リストマニア

リストを作成

関連商品を探す


同じキーワードの商品を探す


フィードバック