いまが旬の女優、キャメロン・ディアスとシャーリー・マクレーンの共演に引かれて見たが、予想以上にいい映画だ。監督が「LAコンフィデンシャル」カーティス・ハンソンだから当然か。自分らしい生き方を発見し、自分らしく生きて行く。誰もが望むことだろうが、そんなに簡単ではない。対照的な姉妹、マギーとローズ。二人には母親が自殺したという暗い過去を持ち、それが二人の人生に陰を落としている。自立できないマギー、恋愛もろくにできない姉、二人は人生の壁にぶつかっていた。ともに心に傷を負っている。ろくに職にもつかないで奔放な生活を送っていたマギーは姉のところに転がり込むが、すぐけんか別れとなる。しかし、長年行方知れずとなっていた祖母が健在なことを知り、マイアミの老人ホームにいる祖母を訪ねる。この辺りから展開が面白くなる。マギーは老人たちの世話を通して、寛容さや優しさを学び、人間らしい感情を取り戻し、自分らしい生き方を発見する。「In Her Shoes」というタイトルはどういう意味なのだろうかと思ったが、自分にあった生き方ということなのだろう。人に心を開いて貰うためには、自分も心を開かねばいけない、そんな素直さはいくつになっても大事なことだ。 祖母を演じるシャーリー・マクレーンが相変わらず上手い。それにしても、キャメロン・ディアスという女優は魅力的だ。