今年(2002年)結成35周年を迎え、いまだに健在で全米ツアーをこなしているこのバンドの映像としては(クリップ集を除くと2種しかないのだが)メンバーがきちんと揃っているだけでなく、収録曲も多いし(これらについてはもう1本について書いた拙文を参照してください)一般のファンの方には、こちらの方が絶対にお薦めである。レコード会社とのトラブルで未発売になっている、ファンの間では非常に評価の高い通称"SOS"に収められるはずだった"the Pull"の演奏は貴重だし、やがてバンドから解雇されるギターのD.ベイリーもここでは見事な弾きっぷり。途中で、リーダー格のR.ラムが言っているように、このメンバーでのレコーディング、ツアーを数年にわたって続けてきただけあって、非常に充実したステージである。で、☆は当然5つ。ただし、注文が2つ。この録画からもすでに9年が過ぎた。この間の日本でのステージをご覧になった方はご存知だろうけど、「進化しつづける」このバンドの最近のステージは、この映像には見られないさまざまな変化がある。35周年という区切りの年でもあるし、そろそろ新しいビデオが欲しい。また、過去の映像、特に1974年頃日本でもTV放送された、当時の彼等の専用スタジオ「カリブー・ランチ」で収録された映像は良質な録画が残っている筈なので、是非発売して欲しいと思う。