本作は,3つのエピソードを1907年から2010年までの100年以上にわたる,“時空を超える”演出で構成した作品です。あっという間の77分3本立て,何がどうなったのかなんて考えるスキすら与えてくれなかった,モヤモヤ感が解消しない映画です。
題名の「インフルエンス」は“神秘的な力”という意味合いで使われているようですが,主演のイ・ビョンホンssiが,100年前の大韓帝国王族「イソル」,現在のミステリーガイド「W」,そして彼を追跡するもう一人の「W」という,同一人物を3パターンで演じるという離れ業で話題になりましたが,ただそれだけのことです。かつてビョン様にウルウルしたアジュンマたちにはウケるかもしれませんが,アガシたちには…でしょうね。
一方ヒロインのハン・チェヨンssiは,1999年,米国の大学に在学中韓国に来て,ギャグマンのチョン・ユソンssiの目に止まったのがデビューのきっかけで,フィギアスケートとクラリネットがお得意というという変わり種なのですが,東国大学の演劇映画学科卒業というれっきとした経歴の持ち主です。主な主演作品に「怪傑春香」,「神と呼ばれた男」などがあります。
ビョンホンssiは,「アイリス」の収録後,1日休んだだけですぐにこの作品の撮影に入ったそうですが,制作報告会では「アイリスを22話撮ったように思えるほど大変だった」と話しています。日本の地上波で「アイリス」の放送が最近終了しましたから,リリースタイミングとしては絶妙なんですけどね。