内容紹介
アジアのみならず世界を熱狂させた香港映画の金字塔『インファナル・アフェア』3部作の第2章。第2章が描かれるのは、11年前の1991年~1997年。
第1章のトニー・レオンとアンディ・ラウに代わって、若きヤンとラウを演じるのは、香港新世代スターで最も注目株のショーン・ユーとエディソン・チャン。マリー役には、『2046』にも出演しているカリーナ・ラウ。2代目大ボス、ハウには香港映画界きっての演技派フランシス・ン。
《監督》 アンドリュー・ラウ / アラン・マック
《脚本》 アラン・マック / フェリックス・チョン
《ライン・プロデューサー》 エレン・チャン / ロレイン・ホー
《美術》 ビル・ルイ
《衣装》 デザインシルバー・チョン
《アクション指導》 リー・タッチウ
《撮影》 アンドリュー・ラウ / ン・マンチン
《編集》 ダニー・パン / パン・チンヘイ
《音楽》 チャン・クォンウィン
《音響》 デザインキンソン・ツァン
《出演》 エディソン・チャン ショーン・ユー アンソニー・ウォン エリック・ツァン カリーナ・ラウ フランシス・ン フー・ジュン チャップマン・トウ ロイ・チョン リウ・カイチー
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トニー・レオンとアンディ・ラウの息づまる攻防で、香港映画の復活を見せた前作。このパート2は過去にさかのぼり、ふたりが過酷な運命に身を投じることになった経緯が描かれる。1作目の回想シーンで主人公たちを演じたショーン・ユーとエディソン・チャンがメインキャストに昇格。それぞれレオンとラウを連想させる表情で熱演している。一方、彼らのボスたちのドラマにも焦点が当てられ、1991年、中国返還以前の香港裏社会の壮絶な人間模様が浮き彫りになっていく。
1作目のパワーは落ちていない。むしろ加速している。警察と裏組織、双方の内部での確執や裏切り、密かな取引や愛のドラマが巧妙に絡んで緊張感を持続させ、突発的な衝撃シーンで圧倒。前作の演出力に、さらに磨きがかかったようだ。新たなキャストも魅力的で、マフィアの妻役カリーナ・ラウの妖艶さや、若きボス、フランシス・ンの知的でクールな悪の香りが秀逸。破滅へ向かっていく者たちは哀れだが、観ているこちらはゾクゾクとする興奮が味わえる。かつての日本のヤクザ映画が、香港で鮮やかに復活したようだ。(斉藤博昭)