キャッチコピーにあるような「今までにない新しい」要素は全くなく、今まで通り何も変わらないインパルスらしいコントです。
もちろん、インパルスを見たいという人ならそれを望んでいるわけだから、それをネガティブにとる要素は全くなく。
せこくてひねくれていて、でもそれを人間一般の特性として、人の弱さそのものを笑いのめしているのではなく、あくまで舞台上の愛すべきキャラにすべてを託して笑いに変えている。
「人の弱さ」に一般化してしまったほうが、コント師としてはたぶん理知的に見られ幅広く支持されるのかもしれませんが、私はそうならずに馬鹿馬鹿しい笑いの世界に踏みとどまっているインパルスに遥かに好感を持ちます。
全体の統一感では昨年の「村雨」に劣りますが、面白さでは今回のほうが上だと思います。
ブリッジ映像も「え、これだけ?」というボーナストラックも、力が入っているようで最後に敢えて力を抜いたようで、最後までインパルスらしい仕上がりです。
ただ内容でなく、音声・映像の技術面について2011年のレベルとして首をかしげる部分があるのがちょっと残念です。