インナーパワーとタイトルを見て、はじめは単なる自己啓発本かと思った。
読んでみると、体を動かす、スポーツをする、運動することが、人生において、健康において、どのように意味があるのかを詳しく解説してある素晴らしい本だった。人よりスポーツ関係の書籍は読んでいるつもりだが、こういう本はなかなか無い。
自分はスポーツの素晴らしさを実感している。それを人に伝えたいが、やらない人に伝えるのは、非常に難しい作業であることもよくわかっているつもりだ。
この本は、そうした難しい作業を、丁寧な筆致とわかりやすい事例で書いてくれている。読みやすい。
この本を読んで一人でも多くの人が自分の体を動かす意味や意義を知ってくれたら。見つけてくれたら。実際に体を動かし、すっきりとした気持ちを味わってくれたらと本当に思う。
この本には、彼とのトレーニングやコミュニケーションを通じて知ることができる、体験ができる感覚や世界が丁寧に書かれている。その世界を垣間見ることで、自分のこれまでの運動体験に気づきがあったり。これからもスポーツやトレーニング、生涯頑張るかと思える本だ。
この本の説明の文章は、内容のかなり限定的な部分しか表現していない。体を鍛えるという即物的な面だけでなく。
体と精神の連携や関係性を、筆者の実体験をベースにまとめた本だ。もしかしたら、運動の仕方より、それにともなう心についての記述のほうが多いくらいだ。
この本は事例なども多く、とても読みやすが、あえて事例など使わずに、さらに普遍的な内容に煮詰めていってくれたらと期待している。彼が言うとおり、運動とは、まさに運を動かすものだと思う。ただそのことを身をもって知ってる人が非常に少ないと思う。
だからこそ、体を動かすのが好きな人、スポーツが好きな人。体動かさないとなと思っている人はぜひ読んでみて欲しい。