信頼度の高い岩波文庫のシリーズ、
しかも薄めの適当なサイズ(本編で250頁弱)で、
ざっとインド哲学の基礎を学ぶには最良の書の一つだと思います。
難易度でいえば、ヨガ、仏教など、インド系の哲学のいずれかに関して、
概念や用語を一通り知っている人であれば、
各派の考えの相互関係や発展の経緯をよく把握することができそうです。
(逆に言うと、初歩的知識を全くなしで読むには、
良く整理されすぎていて、忍耐力と想像力をそれなりに求められるかも)
翻訳は、特に難を感じませんでしたが、敢えていえば、
インド人の名前が漢訳名(漢字)で記載されている箇所が幾つかあり、
そのままカタカナで書いてもらった方が自然に読める気がしました。