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インド宇宙論大全
 
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インド宇宙論大全 [単行本]

定方 晟
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

多様にして混沌の国を舞台に、宇宙の成り立ちから世界の終末まで、神と人と生命あるものの一切を、多数の図版と写真を交えて描く、魅惑のインドコスモロジー。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

定方 晟
1936年、東京に生まれる。1959年、東京大学教養学部卒、同大学院で印度哲学専攻。1963年より2年間、フランス政府給費留学生として、パリ大学で印度哲学を研究。現在、東海大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 426ページ
  • 出版社: 春秋社 (2011/01)
  • ISBN-10: 4393133889
  • ISBN-13: 978-4393133880
  • 発売日: 2011/01
  • 商品の寸法: 21.4 x 15.6 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
多様にして混沌たる人口12億人の国インド。
本書はそのインドを構成する主要な宗教を解説し、インド人の宇宙観に迫った本である。
その宗教とは、
・バラモン教
・ヒンドゥー教
・タントラ教
・小乗仏教
・大乗仏教
・金剛密教
・ジャイナ教
である。

ヒンドゥー教における大陸の世界観が面白い。同心円状に並んだ7つの海と7つの大陸。
7つの海を満たすのは内から「塩海」「糖蜜海」「葡萄酒海」「バター海」「凝乳(固まった牛乳)海」「牛乳海」
料理には欠かせない海である。さて、「牛乳海」の外は黄金の土地、全て黄金でできており、生物は住めない。

ヒンドゥー教における地獄も面白い。
嘘つきが落とされる「恐怖の地獄」堕胎したものが落とされる「障害の地獄」バラモン殺しが落とされる「豚のの地獄」
師の妻と姦通したものが落とされる「南京錠の地獄」
妹と通じたものが落とされる「灼熱の瓶の地獄」妻を売ったものが落とされる「灼熱の鉄の地獄」嫁または娘と通じたものが落とされる「大焔の地獄」
史の言葉に従わぬものが落とされる「塩の地獄」盗人が落とされる「惑乱の地獄」神を冒涜するものが落とされる「虫に食われる地獄」
魔術で人傷つけたものが落とされる「虫の群れを寝床としなければならない地獄」矢をつくったものが落とされる「穿孔の地獄」
武器をつくったものが落とされる「殺人的な地獄」
占星術を行ったものが落とされる「逆しまの頭の地獄」米と肉を混ぜて食べたものが落とされる「膿みの流れの地獄」
人前で芸を演じるものが落とされる「血の井戸地獄」
蜜蜂の巣を壊すものが落とされる「渡し場の地獄」詐欺を働いたもの落とされる「黒の地獄」むやみに木を切ったんものが落とされる「刺の葉の地獄」
鹿の狩猟者が落とされる「火焔の地獄」誓いを破るものが落とされる「釘抜きの地獄」夢精したものが落とされる「犬を食わされる地獄」

他に大切な地獄として仏教と同じ「黒縄地獄」「阿鼻地獄」がある。
総じて姦通には厳しい。近親相姦ももちろんダメ。
新しい罪を犯すたびに新しい地獄が増えていったんだろうなあと思うと、罪を犯す人間も、地獄をつくる人間も
人間らしく愚かでおかしいなあと思う私である。
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