内容(「BOOK」データベースより)
大航海時代とザビエルらの世界布教がまきおこした全地球的規模の波動。文明の背後に伏流するキリスト教普遍主義やディアスポラの軌跡をインドの地に生きるユダヤ人たちの歴史から照らし出す。西欧の思想と文学を研究してきた二人の日本人の、思索行の軌跡。
内容(「MARC」データベースより)
大航海時代とザビエルらの世界布教が巻き起こした全地球的規模の波動。文明の背後に伏流するキリスト教普遍主義やディアスポラの軌跡を、インドの地に生きるユダヤ人たちの歴史から照らし出す。
出版社からのコメント
◆キリスト教は何をしたか◆
近代の幕開けをつげる大航海時代とザビエルらの世界布教。以後の世界に底流するキリスト教普遍主義の両義性と、それがもたらしたディアスポラ(離散したユダヤ人)の光と闇の歴史。彼らの足跡を辿る旅行記風の記述のなかに、歴史、民族、宗教をめぐるインドでの思索と発見の数々が生き生きと躍動します。『フランクフルト学派の展開』(新曜社、二〇〇二年)ほかでアドルノら二〇世紀ドイツ思想に深く沈潜してきた徳永恂氏と、ユダヤ人問題と文学とのかかわりに鋭い目を注いできたドイツ文学研究者の小岸昭氏による歴史紀行デュオ。
近代の幕開けをつげる大航海時代とザビエルらの世界布教。以後の世界に底流するキリスト教普遍主義の両義性と、それがもたらしたディアスポラ(離散したユダヤ人)の光と闇の歴史。彼らの足跡を辿る旅行記風の記述のなかに、歴史、民族、宗教をめぐるインドでの思索と発見の数々が生き生きと躍動します。『フランクフルト学派の展開』(新曜社、二〇〇二年)ほかでアドルノら二〇世紀ドイツ思想に深く沈潜してきた徳永恂氏と、ユダヤ人問題と文学とのかかわりに鋭い目を注いできたドイツ文学研究者の小岸昭氏による歴史紀行デュオ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
徳永 恂
1929年生まれ。1951年東京大学文学部卒業。62~64年フンボルト研究員としてドイツ、アドルノに師事。76年イスラエルへ研究留学。大阪大学名誉教授。哲学・社会思想史
小岸 昭
1937年生まれ。1963年京都大学文学部修士課程卒業。66~68年フランクフルト大学へ留学。京都大学名誉教授。ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1929年生まれ。1951年東京大学文学部卒業。62~64年フンボルト研究員としてドイツ、アドルノに師事。76年イスラエルへ研究留学。大阪大学名誉教授。哲学・社会思想史
小岸 昭
1937年生まれ。1963年京都大学文学部修士課程卒業。66~68年フランクフルト大学へ留学。京都大学名誉教授。ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
抜粋
◆本文紹介◆
「厳格なほうへ傾いた」スペインでユダヤ人は表面上はカトリックを装いながら、心の中ではユダヤ教を信じるという二重性を自らに課していた。スペインの厳格なキリスト教普遍主義的なイデオロギーからすれば、それは許されざる曖昧さであり。異端審問所で裁かれて火炙りの刑に処せられてもいたしかたない背信行為だった。スペインのユダヤ人、ありうはもっと厳密に言えばカトリックに改宗した隠れユダヤ教徒「マラーノ」は、すしたギリギリの曖昧さを自らに課して何百年も生き続けてきたのである。(「序」より)
「厳格なほうへ傾いた」スペインでユダヤ人は表面上はカトリックを装いながら、心の中ではユダヤ教を信じるという二重性を自らに課していた。スペインの厳格なキリスト教普遍主義的なイデオロギーからすれば、それは許されざる曖昧さであり。異端審問所で裁かれて火炙りの刑に処せられてもいたしかたない背信行為だった。スペインのユダヤ人、ありうはもっと厳密に言えばカトリックに改宗した隠れユダヤ教徒「マラーノ」は、すしたギリギリの曖昧さを自らに課して何百年も生き続けてきたのである。(「序」より)