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学生の頃、藤原新也の「印度放浪」にしびれた。しかし今は辛気臭くて受け付けない。作家も自分も妙に哲学ぶって、インドという国を崇高で何か特別な国としてとらえていた気がする。その点椎名氏は、見たこと聞いたこと感じたことを変にこねくり回すことなく、例の語りで、まさに「そっくりそのまま」あっさり文章にしている。
インドという国に親近感を与える一冊だと思う。人間(老若男女)にフォーカスをあてた写真もいい。
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