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19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
子どもは旅にだそう,
By chihirita (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: イントゥ・ザ・ワイルド [DVD] (DVD)
現在の私は37歳で、ある種の「精神的な危機」を迎えている。そんな時に観たいと思った映画がこれで、観てまさにこのタイミングで出会うべくして出会ったと思えた。「人生の通過点」を「精神の危機」ととらえるならば、それは、人生に幾度かめぐってくる通過点なのだと思う。人生に求めているものを再度見つめずにいられなくなる。ひとりになって静けさの中で、自らとその本質を求めてしまう。それはとても強い衝動のようだ。 この映画はきっと人生幾度とめぐってくる要所要所に見ると、ぐぐっと入ってきて問いを投げかけてくれる。人生で本質を求めているなら。 そして自分の子どもにはぜひ旅にでてもらいたい。自分のお金で、自分の荷物をもって。 きっと出会える気づきがあるはずだから。
69 人中、61人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
究極の自由、孤高の生,
By Van Damme (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: イントゥ・ザ・ワイルド [DVD] (DVD)
手前味噌だけど、08年どころか、これまで見てきた映画の中でもトップ10に入るほど素晴らしかった。今でもエディ・ヴェダーの絶唱を聴くと魂は震え、旅情は掻き立てられ、この青年の「生」を想い胸が熱くなる。 裕福な家庭に生まれ、大学をトップの成績で卒業した青年が、突如すべてを捨ててアラスカを目指す旅に出る――アメリカの新進監督がやりがちな、安易なロード・ムービーを思い浮かべるかもしれない。だが、これは本当の自由とは何か、自分の力だけで生きるということはどういうことなのか、そんなイノセントでストイックなテーマをとことん突き詰めた、極めてアメリカ的な「事実」の映画化だ。 映画は2つの時間軸を行き来していく。クリスが各地で残した出会いと別れの痕跡を手がかりに、彼が見たであろう景色を追体験するロード・ムービー。そして、アラスカに辿りついたクリスの、壮絶な生の煌き。クリスがここでどのように生きていたのかは、もちろんクリスしか知らない。ショーン・ペンはこの濃密な空白を、彼へのシンパシーと想像力で以って補っていく。獲物を追い、自ら捌き、暖をとって眠る。そこには食って寝るという自然の営みしかない。けど、それがどんなに恐ろしく、厳しく、美しいものか。 社会や親への反抗心、自分探し、放浪癖――クリスがこの旅を始めた理由にはそういうものもあったんだろうけど、普通のバックパッカーとはどうにも次元が違いすぎる。究極の自由を見つけるための尋常ではない求道心が、彼を駆り立てていたとしか思えない。自分がまとっていた俗物をどんどんそぎ落とし、ストイックな精神と肉体に作り変え、「約束の地」を目指したのだ。 物語の最後に、彼はある印象的な言葉を残す。少しではあるけれども、この映画を見た人は彼の見つけた「幸福」を分かち合うことができたと思う。
77 人中、66人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
何故、オリジナルサイズじゃない?,
By
レビュー対象商品: イントゥ・ザ・ワイルド [DVD] (DVD)
素晴らしい映画だと思う。なのに、何故、オリジナルのシネスコサイズをビスタサイズにしてしまうんだろう。 全てにこだわったショーン・ペンのこの映画は、シネスコサイズで初めてこの映画の映像的な素晴らしさが存分に味わえるのではないか。 特典映像のオリジナル予告編でだけ、そのサイズの映像が味わえるなんて、馬鹿にしている。本編を見た後にそれを観て、自分の観ていた映像が、監督が意図した最高の映像ではなかったと感じる。シネスコサイズで映し出される映像は、本当に壮大で美しい。いや、自然だけではない、完成されたすべての場面の構図、それが台無しになっている。 視界一面に広がる、・・・そういう映像でなきゃ、駄目でしょう?これ。 映画の魅力を、どうしてこんなに簡単に損なわせてしまうのか。 発売元には、怒りすら感じる。 もったいない。ほんとうにもったいない。
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