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インテリジェンスの賢者たち (新潮文庫)
 
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インテリジェンスの賢者たち (新潮文庫) [文庫]

手嶋 龍一
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 420 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

美しき薔薇に謎めいた名札を添える老女。鋭い警句を発する黒衣の碩学国王の信頼厚いドン・キホーテ。世界には、情報の奔流から未来を掴み取る目利きたちがいる。ケンブリッジ、マドリッド、ワシントンD.C.時に取材者として、時に旅人として著者は各国のエキスパートと交友を続ける。本邦唯一のインテリジェンス作家が切り取った、二十九の光景。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

手嶋 龍一
1949(昭和24)年、北海道生れ。外交ジャーナリスト・作家。冷戦の終焉にNHKワシントン特派員として立会い、FSX・次期支援戦闘機の開発をめぐる日米の暗闘を描いた『たそがれゆく日米同盟』を発表。続いて湾岸戦争に遭遇して迷走するニッポンの素顔を活写した『外交敗戦』(いずれも新潮文庫)を著し、注目を集める。2001(平成13)年の同時多発テロ事件ではワシントン支局長として11日間にわたる昼夜連続の中継放送を担った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 196ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/8/28)
  • ISBN-10: 410138116X
  • ISBN-13: 978-4101381169
  • 発売日: 2010/8/28
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By 麒麟児 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
陰影に富む登場人物たちと洒脱さ溢れる29の挿話が、読者をして「インテリジェンス」の本質について考えさせてくれる一書。あなたはどの掌編が気に入るだろうか。(それにしても、手嶋氏が「カジノ狂」(18頁、125頁)であったとは知りませんでした。)

(日本の官僚組織では)「忙しく立ち働くことのみが多とされ、ひとり怜悧に事態を観察し分析する者の役割はときに軽視される。この国では流した汗と費やした時間の総量が発言力の大きさを規定する」(114頁)。
「インテリジェンスとは、単なる諜報ではなく、極秘の情報でもない。雑多なインフォメーションの海から選り抜かれ、分析を重ねたインテリジェンスは、国家の命運を委ねられた者が未知の航海に出ていく指針となる。・・・・・・ 彼らの網膜にはすでに新しい時代が映し出されていたのだ」(194〜5頁)。
「歴史の地平を切り拓くのは凡百の知識などではない。内なるインテリジェンスの叡知にほかならない」(196頁)。

以前、氏の講演を聞いたことがあるが、早くからオバマ政権の誕生を予見するものであった。インテリジェンスの伝道者としての氏の活躍にますます期待したい。
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形式:文庫
外交ジャーナリストである著者が、取材を通して出会ったのであろう各国の首脳・外交官・学者=「インテリジェンスの賢者たち」を、短編小説風に描いた作品。著者の他の長編作品に比べてスリルやダイナミズムの点では見劣りするものの、多彩なエピソードが外交やインテリジェンスの本質を静かに物語る。

個人的に印象深かったのは、ソ連崩壊直後の時期に英国の外交官が日本の外交について指摘したこと。

”「安全保障同盟は、その名分をどんなに美しい修辞で飾っても、本質は仮想敵の存在を前提にしているはずです。だとすれば『ソ連邦なき日米安保』は存立の基礎条件を欠いているのではありませんか」
バランス・オブ・パワーに立脚した外交の系譜を受け継ぐ英国の戦略家の発言だった。英国は、ときに新興国とも同盟を結び、また、或るときには劣勢な国家を背後から支えて勢力の均衡に心を配り、海洋国家としての安泰を図ってきた。そんな彼らからすれば、台頭する中国をきっぱりと仮想敵国に見立てておくべきではないのか、と問いただしたいらしい。”(93ページ)

今でこそ「中国を脅威とみて日米の連携を深めるべき」という認識は一般的になったが、当時の日本はソ連という積年の仮想敵国の崩壊を受けて、明確な外交方針を描けずにいた。そんな中でこのように極めて精確な展望を描いてみせたこの英国人の外交感覚には、驚くほかない。いかに経済力が衰えようとも英国が政治大国・外交大国として世界の表舞台に立ち続けられる秘訣は、連綿と受け継がれてきたインテリジェンスのDNAにあるのだろう。

では、世界第3位の経済大国であるわが国の外交力は、いくらかなりとも英国のそれに近づけたのか。残念ながら民主党政権の無残な外交を見る限り、むしろ遠ざかったのではと思わざるを得ない。
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形式:文庫
 インテリジェンスとはなんぞや。
 ということが、読後にも残る。

 どういった情報から、どういった見解が導き出され、
 そして、どういった局面に影響を及ぼしたのか。

 そういった一連の流れが知りたくて、手島氏の
 本を手に取るのだが、いまいちよくわからない。

 短編集として本書は、面白いとは思うのだけれど、
 私の期待するものが違うからなのか、
 肩透かしをされたようなものなのだ。

 過去に実戦で使われたインテリジェンスは、
 永遠に秘匿されてことその一流かもしれないの
 だけれど。
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