「ルドルフの数」に続き、またも購入してしまった。
前作がなくても話はわかる。むしろこれだけ読んだら別の楽しみ方ができそう、と当時も思ったっけ。
前作では生理的な嫌悪さえ催させる、同情の余地がほぼ皆無に薄気味悪い忠志が、肉食男女にかかると愛玩物。
当時はまだ肉食系とか草食系とかいう言葉ははやってなかったきがするけど。
相性ってあるんだなあと実感した覚えが。
キラキラした幼馴染に恋をして、母の過保護と父の無関心で良門いわく「うさぎ」のように育った忠志。
ひょんなことから大企業の後継者である良門に見初められてペットに。
どんどん絡め取られていく一方で、もう一人の支配者?扶養者?にも出会う。
先生の作品の中では一番女性の比重が大きい作品かも。
でも、嫌いじゃないです、女王様。
表紙も口絵もイラストも全部再録なので、とにかく懐かしい。
少し古く感じるところもあるけれど、時代も時代だから、懐かしむ縁になってプラス評価。
書き下ろしは忠志の視点でのちょろっとしたショートショートストーリー。
本当にただのおまけという感じ。時間軸は棲家が実家、良門の部屋、レリエルの3つある段階。
内容は、まるで忠志そのもののように毒にも薬にもならない独白で、可もなく不可もなく。
続刊には書き下ろしや再録が増えるそうなので、楽しみにしています。
某SFの続きも待ってまーす