ビル・エバンス (Bill Evans 1929年8月16日〜1980年9月15日) は、アメリカ合衆国ニュージャージー州プレインフィールド生まれのジャズ・ピアニスト。活動は40年から50年、60年、70年以降に大別できる。スタンダードや自作曲を創意に富んだアレンジと優美なピアノ奏法で演奏した、また共演者同士が音に反応し合い個々を高め全体を活性化させる音楽的会話(インター・プレイ)を完成させた。作品に数々の名盤があり、老若男女問わず最も人気のあるジャズ・ピアニストといえる。アルバムは1962年7月の録音でタイトルもズバリ「インター・プレイ」。共演者との関連を思い出すとフレディー・ハバードとは61年2月の「Oliver Nelson / The Blues And The Abstract Truth」。ジム・ホールは同年4月5月の「Undercurrent」。パーシー・ヒースは61年の「Cannonball Adderley / Know what I mean ?」。ドラムのフィーリーとはエバンスの処女作ともいえる「Bill Evans / Everybody Digs」でお世話になった。このように、ここに参加した面々は決して初対面ではなくエバンスの目覚しい活躍の一翼を担った功労者といえる。この時期のエバンスは驚異的に向上している時期でもあり、皆が喜んで参加している、そう思って聴くと更に味わい深くなる。
(青木高見)