内容紹介
ネット上の差別事件が頻発している。この問題をどう捉えていけばよいのか。インターネットというメディアとネット上の人権侵害について社会学、心理学、文化人類学、法律などの研究者、事業者、市民の立場から多角的に考える。
著者について
奥野卓司 関西学院大学大学院社会学研究科教授
『ジャパンクールと江戸文化.』(岩波書店、2007年)、『日本発イット革命―アジアに広がるジャパンクール』(岩波書店、2004年)、『第三の社会』(岩波書店、2000年)、『人間・動物・機会―テクノアニミズム』(角川新書、2002年)。
林紘一郎 情報セキュリティ大学院大学副学長・教授
『インフォミュニケーションの時代』(中央公論社、1984年)、『情報メディア法』(東大出版会、2005年)、共著『進化するネットワーキング』(NTT出版、2006年)。
松井修視 関西大学社会学部教授
「ドイツにおける表現の自由とプライバシー」田島泰彦他編『表現の自由とプライバシー』(日本評論社、2007年)、「情報社会と人権」中川義朗編『現代の人権と法を考える』(法律文化社、2007年)、「インターネットと人権」『ヒューマンライツ』233号(部落解放・人権研究所、2007年)。
桑子博行 社団法人テレコムサービス協会サービス倫理委員長
現在、総務省、警察庁、内閣官房などの懇談会・研究会等の委員として多数出席。また、通信業界の立場では、プロバイダ責任制限法ガイドライン等検討協議会・会長代理違法情報等対応連絡会主査、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会・会長など多数。共著に、情報ネットワーク法学会編『インターネット上の誹謗中傷と責任』(商事法務、2005年)など。
碓井真史 新潟青陵大学大学院教授
『誰でもいいから殺したかった!追いつめられた青少年の心理』(KKベストセラーズ、2008年)、『人間関係がうまくいく 図解 嘘の正しい使い方』(大和出版、2008年)、『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』(主婦の友社、2001年)
辻大介 大阪大学大学院人間科学研究科准教授
「ケータイは公共性の敵か」羽渕一代編『どこか〈問題化〉される若者たち』(恒星社厚生閣、2008年)、「ケータイ、インターネットと人間関係」橋元良明編『メディア・コミュニケーション学』(大修館書店、2008年)、「若者のコミュニケーションにおける配慮の現れ方」『文学』11-12月号(2008年)。
中原美香 インターネット上の差別に反対する国際ネットワーク(INDI)代表
「多様な国内人権機関と機関相互の協力―アメリカの雇用機会均等委員会と行政人権部局―」NMP研究会・山崎公士編著『国内人権機関の国際比較』(現代人文社、2001年)、「インターネット上の差別をめぐる国際的な動向」『月刊部落解放』595号(2008年)、「サイバースペースにおける人種主義および排外主義と闘う-ヘイトスピーチに影響する法的問題および国際協力を促進する方法-」(上・下、翻訳)『部落解放研究』167号(2005年)、168号(2006年)。
石田英敬 東京大学大学院情報学環教授
編著『知のデジタル・シフト』(弘文堂、2006年)、『現代思想の地平』(放送大学教育振興会、2005年)、『記号の知/メディアの知』(東京大学出版