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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
インターネットを殺さないために,
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レビュー対象商品: インターネットが死ぬ日 (ハヤカワ新書juice) (新書)
早川書房が新しく出した新書シリーズの第2弾。他の本は読んでないけど、これは面白そうなので読んでみたが、想像以上に面白かった。最初の方は、主にインターネットの歴史が書かれている。パソコンとインターネットという技術の持つ特性が、いかに新しい価値を生み出してきたか、という視点で描かれている。この点に関しては、まったく異論はない。 インターネットというプロトコル以外にはあまり規制のない技術とユーザ側が自由にソフトウェアをインストールすることでいろいろなことができるようになるパソコンの両方が存在して、初めて今のようなインターネット社会が到来した。 続いて、現在の問題点、すなわち今やSPAMメールやウィルス問題、著作権やプライバシー問題によって、自由なネット環境が制限されようとしていることによる「生み出す力」の喪失が問題提起されている。 確かに、著者の言うとおり、規制をかけることによって安全性は高まるが何か新しいものを「生み出す力」、リッチなネット社会は遠くなりそうだ。 でも、今の日本でそんなリッチなネット社会は求められているのかな。ほとんどの人はネットにつなげる時代になったけど、学生とかパソコンよりも携帯電話でネットやメールをしているのが現実。コンテンツの充実にこそ関心はあれ、「ネットの自由」ということにはあまり関心がないのではないか。「生み出す力」のもとである「ネットの自由」を必要としているのはごく一部の人だけなのかもしれない。 むしろ、それが問題か。これからのネット社会を豊かなものにするためにも、ネットの規制のあり方は真剣に考えるべきだろう。 しかし、日本ではこういう議論は少ないなぁ。子どもにケータイを持たせないとかしか、思いつかないのだろうか。
29 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
必然を冷静に見据え、なんとかやっていくために,
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レビュー対象商品: インターネットが死ぬ日 (ハヤカワ新書juice) (新書)
技術が進歩しどんどん普及していくと、為政者や企業権力はかんたんに検閲できるようになるし、遠隔操作による法の執行もたやすくなる。著者のジットレインはこういう状況にたいして、必要な規制と創造性の自由を両立させようと頑張っているのだと思う。iPhoneに開発環境があるかないかはどうでもよくて、メーカーがアプリケーションを検閲したり、配布を妨げたり、使い道を定めたりできることが問題なのであって、そこに気付かずにトレンドに流されてのみ生きている人は、実に平和でいいなあと思う。でもiPhoneほしい。
15 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
自由と管理の間で,
By 伝説のボケモン (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: インターネットが死ぬ日 (ハヤカワ新書juice) (新書)
自由と管理との間にある大きな“振幅”を見つめながらインターネットの未来像を描こうとする意欲作。今目の前にあるiPhoneではなく、いにしえの国勢調査マシーンやインターネット以前のオンラインサービスなどを参照しながら、社会的イノベーションの生態系を透視する本作の試みは、単なる商業主義対ボランタリーという対立軸ではない奥行きのある洞察を与えてくれる。 インターネットアプライアンスとしてのネットブックやモバイルデバイスを経済性や効率性だけで捉える事の限界に気付かしてくれる。社会的プラットフォームとしてのウェブがどのように自己変革していけるのか?への問い掛けは改めて新鮮な気持ちでネットの将来を考える機会に繋がると思う。
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