いわゆる速聴ソフトと音読素材がセットになった商品です。
速聴用の音声CDはいくつか試しましたが、速度設定が自分に合わせることができない難点がありました。2倍速ではすぐになれてしまうが、3倍速や4倍速では速すぎて、集中して聞くというよりも惰性で聞き流してしまい集中力が育成できないのが欠点でした。
本作は、パソコンで0.5倍速〜6.0倍まで自由に音速を設定できるのが、メリットです。音読素材も日本の近代名著ですので、言葉の力や日本語の素養力をつけることもできて、私には向いていました。
他社の類似の速聴用の音声CDでは、成功哲学系の翻訳物が多いようですが、人によっては受け付けられないでしょうが、本作の素材は万人向けの良い素材だと思います。
速聴用のスピードを変換できるソフトは、数千円〜数万円するものもあるので、定価3,980円は、手ごろな価格だと思います。
収録されている近代日本の名作文学15作品は、
我輩は猫である(夏目漱石)、金色夜叉(尾崎紅葉)、風の又三郎(宮沢賢治)、五重塔(幸田露伴)、人間失格(太宰治)、高瀬舟(森鴎外)、地獄変(芥川龍之介)、たけくらべ(樋口一葉)、夜明け前(島崎藤村)、生まれいづる悩み(有島武郎)、三四郎(夏目漱石)、夫婦善哉(織田作之助)、斜陽(太宰治)、婦系図(泉鏡花)、野菊の墓(伊藤左千夫)
です。
音声CDは、iPodやMP3プレーヤーにいれて聞くことができるので便利です。
ただ、収録作品が10作品なのが残念です。これで1点減点しました。