このごろ経済行動学に関する本が人気を集めていますが、本書もタイトルにある通り「自分と世界を上手く動かす」ために当事者にとって何がインセンティブとなっているかを理解することが重要であることを実例にそって紹介しています。
実例はビジネスからレストランの選び方まで多岐にわたり、ゲーム理論にも通じる行動する際の価値判断をインセンティブという側面で説明していることが非常にユニークでした。
原題とは本書のタイトルがちょっとかけ離れている気もしますが、「内なるエコノミスト」=なにを価値(報酬)と考えて行動するのか?とつなげれば結構ぴったりなタイトルだと思います。
実践的な本ではありませんが、世の中の仕組みをインセンティブという側面から考えるきっかけになり、私にとっては良書でした。
ただ、最後の方は似たような実例が続くのでちょっと飽きてくるのがちょっと残念です。