夢の中の夢でさらに夢をみる、3つの階層でストーリーが展開されるので、
観る側もしっかりその構造を理解しながら鑑賞しないと、迷子になってしまう。
現在、過去、未来を行ったり来たりするタイムトラベルのストーリーに共通するところがあるが、
この作品の厄介なのは、誰の夢にいるのかという要素が加わること。
タイムトラベルものの場合は、時代を象徴する背景や音楽を効果的に使えば場面の切り替えがスムーズだが、
この映画では場面の切り替えに製作者側の苦心が感じられる。
いろんな意味で実験的要素の強いチャレンジングな作品。
アバターより理解が難易だが、より深いと思う。
いずれはエポックメイキングな名作だったと振り返られるよう、
今後さらにこの分野の発展を期待したい。