全4巻をイッキ読みしました。
宣伝文句や表紙の絵柄からは、いかにも昆虫パニックホラーのようですが、
実際のストーリーは深く政治的思惑が絡み、家族愛や友情など人間ドラマも充実しており、
「昆虫の変化」という面白みを抜きにしても、けっこう楽しめる内容になっています。
(逆に昆虫好きの人は、化け物レベルまで変化してしまう描写に嫌気するかもしれません)
ある企業が生物を異常進化させる新しいウィルスを開発し、その裏に政府の陰謀という、
ありがちなストーリーながらも、単純な悪ではなく、信念を持った人間の行動には
見るべきものがあり、サブキャラクターも「単なる使い捨て」ではなく、きっちりと
その存在意義を見せてくれます。
はっきり言って絵は上手くないので、初期段階で敬遠する人もいるかもしれませんが、
物語自体は、よく出来ているので、ぜひ最後まで読んでもらいたいと思います。