「薬もインスリンも止める事は難しくない。簡単である。むしろ止めないと危険である。」
荒木先生は1962年京大医学部卒。そう、釜池先生、江部先生、伊藤裕教授の大先輩にあたる。
「加古川の赤ひげ」「現代のコペルニクス」とも呼ばれている。
本著は「荒木5部作」の内の最新作で、糖尿病患者向けに書かれたものである。
先生は此処の所、ダイエット向け(2007年と2009年)と糖尿病向け(2008年と2010年)を1年おきに書かれておられる。おのおのタイトルが大変似かよっているのはご愛嬌ではあるが・・・。
何と27年も前の1983年から始まった荒木式は1日3食。野菜と果物に厳しいのが特徴である。野菜は青物を少しだけ。最近の野菜は栄養価がドンドン下がり、逆に糖質が増えていると嘆いておられる。果物も「砂糖菓子のようだ」と手厳しい。そこで先生は野菜を食べるくらいならサプリの方がマシとして、ビタミンC・葉酸・核酸の三つを勧めるのである。
先生は「断糖」で糖尿病やメタボはもちろん、高血圧、うつ病、痛風、リューマチまでも治ると仰る。実際そんな症例が続出しているのも事実。糖尿病人、メタボの方だけでなく、美容美肌、健康長寿に関心のある方にもお薦めできる良著である。