これは、劇場公開時のパンフレットで杉山すぴ豊氏が述べておられた言葉です。
正に今作の魅力を一言で言い表した名言です。
主演は、“オトコが選ぶ金字塔映画”「ファイト・クラブ」で“ナレーター”役を演じて以来、全ての男性映画ファンの“心の師”といっても過言ではないエドワード・ノートン。(いや、マジでそう思ってます。)
序盤のジュース工場での初登場シーンに始まり、大学構内での特殊部隊との攻防、そして終盤のアボミネーションとの肉弾戦等がBDの高画質により、大画面テレビに映えます。
特に、音波砲のシーンやハルク達の皮膚の質感はDVDとは格段に違います。
僕はスパイディやデアデビルも大好きですが、ハルクが好きな所は「使命感や正義感で街を守っているヒーローではない」という点です。(そもそもハルクは追われているから、守るべき街がありませんし)
例えば、大学構内での軍との攻防でも刃向ってくる者には容赦しませんし、自分を挑発した軍人とはいえ、生身の人間(ティム・ロス)を全力で蹴り跳ばすアメコミ・ヒーローなんてハルクぐらいでしょう。
今作には先の二者とはまた違ったカタルシスがありますし、誤解を恐れずに言うと、ハルクの重量級の暴れっぷりを見ているとストレスが発散されるのです。
DVDのデラックス・コレクターズ・エディションとBDとの特典の違いは、BD-LIVEのみですのでその点は残念ですが、この映画のファンなら “もうひとつのオープニング”を見るだけでも今商品を買う価値があると思います。(個人的には、このショッキングなオープニングはカットしない方が良かったかな、と思います。)
音声解説はルイ・レテリエ監督とティム・ロスの二人だけで、肝心の主演俳優が参加していないことからもノートン主演の続編はかなり難しいようですが、例えば「パニッシャー」みたいにまた仕切り直しの作品を作るにしても、レテリエ監督には再登板してほしいものです。
最後に、吹き替え版について。水嶋ヒロ氏がどうこうではなく、E・ノートンの声は鉄板の平田広明氏に充てていただきたかった。(平田氏は最近では、「ケネディ家の人びと」でロバート・F・ケネディを演じたバリー・ペッパーの声を充てておられ、作品の質を更に高めておられました。)