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イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)
 
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イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫) [文庫]

ソルジェニーツィン , 木村 浩
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 460 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

1962年の暮、全世界は驚きと感動で、この小説に目をみはった。当時作者は中学校の田舎教師であったが、その文学的完成度はもちろん、ソ連社会の現実をも深く認識させるものであったからである。スターリン暗黒時代の悲惨きわまる強制収容所の一日を初めてリアルに、しかも時には温もりをこめて描き、酷寒(マローズ)に閉ざされていたソヴェト文学界にロシア文学の伝統をよみがえらせた芸術作品。

登録情報

  • 文庫: 278ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1963/3/20)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4102132015
  • ISBN-13: 978-4102132012
  • 発売日: 1963/3/20
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.4 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 86,688位 (本のベストセラーを見る)
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46 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Edgeworth-Kuiper Belt 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー
形式:文庫
「おい、赤軍水兵諸君、がんばれよ、外は絶対零下三十度だぞ!」「こんな日が、彼の刑期のはじめから終わりまでに、三千六百五十三日あった。閏年のために、三日のおまけがついたのだ...」。

旧ソ連の田舎の中学校の無名教師がノーベル文学賞に輝くことになった名作中の名作である。それだけのことはある。とにかく、すごく面白い。一瞬のスキもなく、読者を極寒のシベリアに引きずり込んで離さない。中身は200ページ程度だから、そんなに時間はかからない。そして、残るものは重い。

ソルジェニーツィン氏が死去したというニュースが本日流れた。89歳。激動の人生を駆け抜けた旧ソ連の反体制派の象徴だった。「収容所群島」や「ガン病棟」も面白かったが、一冊となるとやはりこの作品だ。冥福を祈りたい。
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35 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
元々は高校時代、夏休みの宿題の読書感想文用に購入しました。以来、読み返すこと10回以上、下手な人生論の書よりもよっぽど私を厳しくかつ温かく励ましてくれています。落ち込んだ時や何をしても満足感を得られない時など、この小説に立ち返ります。

舞台は旧ソ連時代の強制収容所。収容されたこと自体が理不尽であるのに、主人公はその中でたくましく前向きに生き抜きます。10年の刑期のうちのたった一日だけが描かれているのですが、その中に、生きる智恵、人生を楽しむコツ、みたいなのがちりばめてあります。

悲惨な一日なのになぜか心が温まり、最後のページでは「幸せってなんだろう?」と思わずにはいられません。

このレビューは参考になりましたか?
21 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 人間は何の為に生きているか? 2004/4/24
形式:文庫
スターリン下の恐怖政治の批判めいた事柄を手紙に書いたと言ういわれの無い罪で、内務省人民委員部(NKVD)に逮捕された赤軍大尉ソルージェニツイン。死刑執行人に数ヶ月に渡る拷問の後、十数年の強制収容所(ラーゲリ)で過ごした。これは、極寒の強制収容所での、ソルジェーニツィンの生活を基に描いた作品だ。十年の強制労働を科されたシューホフの3653日の中の一日を描いた実話に近いこの作品で、彼はソ連の非情な全体主義体制を描いている。恐るべき秘密警察の支配する、密告と盗聴の中で生きる市民の恐怖と辛酸を、この小説を読む者は気が付くでしょう。全体主義ファシズム国家USSRとスターリンの暴虐は尋常の物ではなかった。人類史上最悪の独裁者であった。人間屠殺者の事実上の犯罪数字は、今も尚深く国立公文書館の扉の中に、或いはKGBの秘密文書局の中に秘匿されて真実は明らかにされていない。いまの擬似ソビエト体制が瓦解し、真に開放された暁には、その秘密文書も太陽の下に晒される時が来る出だろう。その時こそ世界中の人間達は恐怖と嫌悪に顔を引き攣らせる事であろう。共産党独裁的支配のためにフランス革命の恐怖政治を真似たと言うが、スターリンの方法はその千倍もの悪で充満している。

デニーソヴィチのラーゲリでの犬の様な一日は、人間の尊厳を否定した世界である。その中で生きる為には、絶望しないこと常に非情な中に居て敢て楽天的である事、非常に難しいことであるが、そうでなければ、シューホフは、過酷な日々を生き延びることは出来なかったであろう。日々の瑣事の中に喜びを見出すこと、今日、日本国では、一年に4万人が自ら命を絶つと言う、おそらく、その十倍の人々が、紙一重の窮地の中で辛うじて生きているのが、今の日本の社会と云える。(生活苦や破産、倒産、貧困、病苦、絶望、人生の希望の、人生の価値の全てを失ったと思う場合など)1日95人強の人が自ら命を絶っている。ひとは自ら死ぬ為に生まれて来たのではない。人生を楽しむために、隣人に喜びを与え幸せにする為に、宇宙のの真理を知る為に、愛を語るために、友情を育てる為に、そして一生懸命に働く為に、この人生はあるはずなのだ。

この様な、過酷な、非情な社会の中でさえ、人びとの、物・心両面の支え合いは有効なのだが、現在の市民社会は、横の紐帯を失っており、砂粒のように乾いて、人の心はバラバラだ。デュルケームのいう、アノーミー状況に陥ってゆく傾向の中で、どう、助け合いながら「生きる社会」を築く事が出来るのか?いかに、希望と言う言葉が、空しく聞こえようとも、それでもなお「希望を持とう」と、この小説に出てくる、シューホフは云うかも知れない。市場が万能だ!と口走った愚者が多く居る日本国の中で、地獄は、地下の中にあるのではなく、正に、この白昼の中にある事を知った。
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投稿日: 15か月前 投稿者: gaki15
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投稿日: 2011/3/10 投稿者: プーカ
5つ星のうち 5.0 規則で縛られている我々も ある種のラーゲリの中で暮らしている
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投稿日: 2010/10/24 投稿者: 大森 義範
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