野球を巡って、
主人公コーキや個性豊かなキャラクター達が生き生きと駆け巡ります。
ライバル校とのやり取りも面白く、素敵です。
文章のテンポもよく、
試合の描写では畳み掛けるように笑わせたり
はっとさせられたり。
一筋縄ではいかない展開ですが一気に読んでしまいました。
野球を扱ったものというと
漫画のような展開を思い浮かべるかもしれませんが、
笑いを織り交ぜながらも
「被災」という現実問題を私達に突きつけます。
物語の中であまりにもいろいろな問題が噴出し、
暗い場面もあります。
彼らが最後までどうなるか判りませんでした。
単なる情けだけで友を救えるほど現実は優しくはない、
それは自己満足になってしまう。
それでも自分達には何かができるんだということを
主人公達、ライバル校、大人たち、そして関わってきたすべての人が
理解し、次のステージへ進んでいくように思います。
最後もすがすがしくなりました。
他の方も書かれていらっしゃるように
参考文献を見て頂きたいなと思います。
爆笑しながらも考えさせられる。
エネルギーの塊のような
それでいて躍動感のある物語を是非読んでみて下さい。