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イルカと、海へ還る日
 
 

イルカと、海へ還る日 [単行本(ソフトカバー)]

ジヤツク・マイヨ-ル , 関 邦博
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

映画「グラン・ブルー」の故郷。
フリーダイビングの覇者、J・マイヨールが海の青に包まれて感じたのは「懐しさ」。深海へ挑む男たち、ペルー高地実験、そしてイルカへの愛情……。これは海への回帰か。「グラン・ブルー」を生んだテクスト、初邦訳。

これほどにイルカに愛され、イルカを愛した人間がいただろうか?かつて、人は水深60メートルを超えて素潜りすると、水圧によって死に至ると考えられていた。J・マイヨールは生理学の常識を打ち破り水深105メートルへ到達してなお、グラン・ブルーの海へ潜るフリーダイビングの王である続ける。

内容(「BOOK」データベースより)

フリーダイビングの覇者、J・マイヨールが海の青に包まれて感じたのは「懐しさ」。深海へ挑む男たち、ペルー高地実験、そしてイルカへの愛情…。これは海への回帰か。「グラン・ブルー」を生んだテクスト、初邦訳。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 198ページ
  • 出版社: 講談社 (1993/2/4)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062061473
  • ISBN-13: 978-4062061476
  • 発売日: 1993/2/4
  • 商品の寸法: 20.4 x 15.2 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 愚庵
形式:単行本(ソフトカバー)
日本の読者の皆さんへ
深海の、果てしなく青一色の世界の静寂に包まれてただ一人となるとき、時間と空間と光はひとつのものとなり、私は私の呼吸を一時止めて宇宙の呼吸に身を委ねる。その時私は両棲人間という私の真の本性と再会し、ひとつの“宇宙の歯車”に再び還っている自分を再発見する。
皆さんが私に続いてくれますように・・・ジャック・マイヨール

以上、巻頭の著者の言葉ですが、何をお感じになりますか?短い文章ですが、「時間と空間と光はひとつ」「宇宙の呼吸(歯車)」「真の本性」といった言葉から、潜水は、マイヨールにとっての宗教体験そのものではなかったかと、私には感じられます。

そうであるとしますと、「皆さんが私に続いてくれますように・・」というマイヨールの誘い(願い)の言葉は、マイヨールの宗教を追体験することを勧める言葉と読み取ることもできます。

実際、この本には、追体験するための方法も示されています。呼吸に関する論考があり、「ヨガ」や「禅」について触れられ、特異な血液循環「ブラッドシフト」について説明されています。

しかし、全編にわたりなんと感性豊かな文章なのでしょう。翻訳ものではあまりお目にかかる機会のないような文章です。名訳ということもあるのでしょうが、マイヨールその人の感受性の豊かさが、翻訳されても変わらずに溢れてくるほどのものであるから・・ということだと思います。イルカたち(特に「クラウン」)との出会い、交流、別れに関する文章は特に心を揺すぶられます。

広く多くの方に読んでいただきたい書籍です。

このレビューは参考になりましたか?
25 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By "mmm"
形式:単行本(ソフトカバー)
私はリュック・ベッソン監督の映画「アトランティス」を見て、そのあと(公開はグラン・ブルーの方が先だが)「グラン・ブルー」を見、そしてこの本にたどり着いた。読んでみてわかったのだが、この本は「グラン・ブルー」の小説版ではなかった。一瞬がっかりしたが、読み進めていくうちに、生物としてのイルカやフリーダイビングについて、それほど専門的になりすぎずに、わかりやすく書かれている本だとわかった。読んだあと、とうとうモノフィン(両足ではく一枚の大きなフィン)を輸入して買ってしまった。さ、これで俺にもジャック・マイヨールのように、イルカと海へ還る日、がくるかな・・・。 注)グラン・ブルーの小説版を読みたいならソニーマガジンズの『グラン・ブルーの物語』をおすすめする。
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形式:文庫
♪誰もしらない 南の海から
イルカにのった少年がやって来た

さみしい時は海にきて 
水平線をみてごらん
空と海との すきまから 
イルカにのった少年は
愛の花束 胸に抱き
遠い国からやってくる
君に君に 君に会うため やってくる
ホーラごらんよ 吹く風も
やさしく頬をなでるだろう

悲しい時も海にきて
水平線をみてごらん
風とカモメが遊んでる
イルカにのった少年が
白い波間にみえるだろう
遠い国からやってくる
君に君に 君にあうため やってくる
ホーラごらんよ あの雲も
幸福そうな いろしてる
幸福そうな いろしてる ♪

 「イルカにのった少年 」城みちる(1973年)
     作詞:杉さとみ 作曲:林あきら

  〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜

85年前の1927年4月1日に生まれたジャック・マイヨールはフランスのフリーダイバー。

彼は、文学でも音楽でも絵画でも写真でもなく、ただただ泳ぐ・潜るという原初的行為によって、私を虜にして夢中にさせて、そして海へといざなってくれた憧れの人です。

本と映画のおかげで極度の近視。だからコンタクトレンズが手放せず水泳も潜水も敬遠していた私を、強引に海へ誘ってくれて、遠泳やスキュバーダイビングそれにもちろん素潜り大好き人間にしてくれたのが彼でした。

彼とイルカの出会いが10歳の時の日本、唐津市の七つ釜だったことから「イルカにのった少年」はきっとジャック・マイヨールに違いないと勝手に思い込んでいます。

フィルム『グラン・ブルー』は、私の大好きなリュック・ベッソンが撮って彼が主演というコラボで、何ものにも代えがたい史上でもっとも美しい映像です。

彼のモノローグは、今も海にたゆたい私たちにささやきかけています。

・・・深海の、
果てしなく青一色の世界の静寂に包まれて
ただ一人となるとき、
時間と空間と光はひとつのものとなり、
私は私の呼吸を一時止めて
宇宙の呼吸に身を委ねる。
その時私は両棲人間という
私の真の本性と再会し、
ひとつの“宇宙の歯車”に
再び還っている自分を再発見する・・・
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