話題性のために彼が訳者として選ばれたのでしょうか?彼は翻訳者としてはあまりにも創造性に富みすぎたのかもしれませんね。元々彼が訳した方を読んでどっぷりハマりこみ、何度も何度も繰り返し読むほどのバイブルとなっていたのですが、運命的に出会った原書を読んでみて、あまりの違いにものすごいショックを受けました。村上龍が勝手に作り上げた部分もあるし、リチャード・バックが書いた一部が割愛されてるし、訳し方のヒドイ部分、村上龍が理解できていないと思われる箇所も数多く見受けられました。少し英語が出来る方なら、原書を読まれた方が断然いいです!すんなりと心に入ってくる言葉で書かれています。日本語で読んで分かりづらかった部分に関しても、原書を読めば「そういうことか」と納得がいくと思います。翻訳って、ホントに英語力や文章力の問題じゃないんだなぁとつくづく思いました。作者の意図することをきちんと理解できていなくてはしょうがない。思考の次元が違っては、言語は同じでも言葉は通じないのです。近頃、様々な本のレビューで「翻訳のひどさ」のコメントを目にします。こうなったらもう、み~んなが原書をしっかり理解できるほど英語力を磨くしかないですね。歌などでもそうですが、素晴らしい表現を言語の壁のせいで取り逃がしてしまうことの多い日本人はやっぱり少し損な気がします。語学力と感性、これからますます大事ですね。というわけで村上龍のせいで星4つ。原書は5つ星です!表紙もキレイ!