日本人にとってなかなか馴染みのないイスラームであるが、そこの中でも最も戒律がきびしいといわれるシーア派。そのイランでの教科書が日本語に訳されたというから、たちまち好奇心旺盛な自分は飛びついた。
なかなかどうして、現代的というか理性的だ。我々のイスラームへの無知や偏見を改めさせられる。神学的な部分は難しいが、特にエキセントリックだという印象は受けない。道徳倫理などは、むしろ現代の行き過ぎた自由を謳歌する日本人が見習う点も多いのではないか。
中には現代の自由・民主主義を重んじる社会からみていささか気になる点もあるが、まずはイスラームを知ることが文明間の対話の第一歩であろう。