画期的かつ素晴らしい内容の本です。文字通りコメの全てがわかります。「コメ栽培面積一反(10a)当たり利益は5万円」という基本的な話(農家にとっては常識でも統計データからはわかりにくいデータ)p.70から、「10a程度の田んぼで数万人分のB型肝炎予防薬ができる遺伝子組み換え稲p.142」等最先端の話や「おいしい米を農家から手に入れる方法p.66」など貴重で有益な情報が非常に解りやすく説明されています。筆者の考えは、「コメで生きていくプロ農家」としての考え方で徹底しているので、非常に現実的かつ先端的で、農協や農水省が称えている考え方や消費者団体の考え方とは大部分異なりますが、それだけにコメに対する議論のベースとしては、非常に重要な見解が数多く示されています。コメだけでなく農業や食べ物に関心のある人、行政担当者や教育関係者全てに読んでもらいたい本です。遺伝子組み換え植物に対する分析も優れています。