英単語の語源・語感が良く分かる「読む辞典」です。(「Eゲイト英和辞典」より"読み物"的要素が強いです) 普通の英和辞書ではありませんが、副読本として机上にあると楽しい本です。
1)見出し語(5,760語)、2)発音記号、3)語源からたどる意味の展開、4)派生語と関連語、5)見出し語・派生語を含む例文(約20,000)という構成になっており、1)-4)が網掛けで印刷されているので非常に見易い(→拾い読みし易い)作りになっています。
語義イメージを獲得するためのアプローチも4つ提示されています。(a)知的理解(disease: dis(否)+ease(楽)→体調が楽でない→病気)、(b)語源理解(effort: e(外へ)+fort(力)→力を出す→頑張る)、(c)音感・音韻(glass: gl-は輝くイメージ、日本語のギラギラ)、(d)日英両語の発想の類似(decide: de(離す)+cide(切る)→思い"切る"→決"断"する) 語源説明のためのイラストも非常に分かり易いです。大学受験生〜英語を使う社会人まで、広くオススメできます。
語源の説明でラテン系・ギリシア系・ゲルマン系などの説明は抜けていますが、英語初学者には本書のレベルで十分でしょう。もしそういう記述まで欲しい時は「英語語義語源辞典」(小島義郎 他、三省堂)をご覧になると良いでしょう。(読み物としては「語源でたどる英単語まんだら」(岡山徹)、「イメージでわかる単語帳」(田中茂範 他)、「語源で楽しむ英単語−その意外な関係を探る」(遠藤幸子)もオススメです)