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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
原本を読了して「大旅行記」をたどる旅に行きたい,
By tomo1943 (茨城県つくば市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: イブン・バットゥータの世界大旅行―14世紀イスラームの時空を生きる (平凡社新書) (新書)
東洋文庫「大旅行記」(全8巻)が完成したのを機に著されたそれへの入門書。これを読んで、原本を、近い将来、まとまった時間を取って是非読んでみたいと思いました。この時代以前から近代に至る長い間、イスラム世界が人類の歴史において意義ある役割を果たしたことを現代においてしっかり理解しておくことは不可欠だと思うからです。また、アジアやアフリカがその時代、決して野蛮とは言えない文明をも展開していたことを具体的に知っておきたいと思うからです。長大浩瀚な著書は、いきなり原本に取り付いて挫折するより、最初に概要なり背景なり、現代における意義なりを示してもらった上で読むほうがその高い峰に立ちやすい、ということはしばしば経験することです。何よりも、その本を読む価値があるかどうかを判断する情報を厳選しつつ示してくれる入門書はありがたいものです。その意味では、地味な本ですが、良くできていると思います。とりわけ、著者が、ほとんどの地を再訪しているところはすごい。私は、家島先生と「大旅行記」をたどる旅、などというツアー(多分、数回に分けてやることになるでしょう)があったら是非行きたい、と思ったものでした。もちろんその前に原本を読了して。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
訳本と一緒に読むと非常に役に立つ,
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レビュー対象商品: イブン・バットゥータの世界大旅行―14世紀イスラームの時空を生きる (平凡社新書) (新書)
家島氏が訳された「大旅行記」を2巻まで読み終えたところで、こちらの本を読んだのですが、印象としては入門書ではなく、訳本で説明できなかった箇所を補足した副読本のように感じました。訳本には膨大な注釈がついているのですが(1巻当たり500以上)、それでも文化・背景に関するまとまった説明はないため(旅程自体の詳細な説明は各巻にあります)、何故このような長距離な旅が可能だったのか等、当時のイスラム世界の文化に関する説明は大変役に立ちます。 ただ、この本自体が単独で面白いのかというと、残念なことに訳本の美しい詩文も興味深い挿話もほとんど紹介されていませんし、中世のイスラム世界に関する考察本としてはさほど深い内容ではありません。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
『大旅行記』の要約,
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レビュー対象商品: イブン・バットゥータの世界大旅行―14世紀イスラームの時空を生きる (平凡社新書) (新書)
イブン・バットゥータ『大旅行記』全8巻を東洋文庫から訳出した家島氏が、その内容をわかりやすくまとめたもの。旅行ルートの検討に加え、豊富な写真が収められており『大旅行記』を読む際に脇に置いておくと楽しいだろう。 内容は旅行ルートを追っていくことに終始しており、退屈な印象は免れない。モンゴル帝国、イスラム世界、アジア海洋貿易圏をからめた、ヨーロッパ中心史観への反証も中途半端で新鮮みに欠ける。
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