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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
気持ちよいほど論旨は明確で、純粋に断言している,
By ねぼすけ2004 (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: イノベーション・マネジメント 成功を持続させる組織の構築 (ウォートン経営戦略シリーズ) (単行本)
この本の要旨は、企業がイノベーティブな組織となるための「7つのイノベーション・ルール」を明確に定義していることに特徴がある。7つのルールとは、次のとおりである。1、(イノベーションの)戦略とポートフォリオ(を決定する際)に強力なリーダーシップを発揮する:組織のトップが明確な指示を与えれば、それは組織全体に行き渡る。そしてイノベーション活動そのものだけでなく、それを促進する行動に対しても、モチベーション、支援、報奨を与えることになる 2、(イノベーションを)会社の基本精神へ反映させる:日々の業務の一部にすべき 3、(イノベーションの規模とタイプを経営)戦略と合致させる:どのようなイノベーションがどの程度必要なのか見極めなければならない。勝つための戦略(新しいテクノロジーあるいはビジネスモデルを市場に出すことだけに力を注ぐこと)と負けないための戦略(競争し続けることが目的であるためインクリメンタルなイノベーションの割合が高い)がある 4、創造性と価値獲得のバランスをとる 5、抵抗勢力を押さえ込む 6、(社内外にイノベーションの)ネットワークを構築する:イノベーションの土台になるのは、会社内外に張り巡らされた、人や知識のネットワークである 7、(イノベーションに適切な)評価指標と報奨制度を設ける ペンシルベニア大学ウォートン校MBAは、ハーバード大学MBAとならび経営学上、特に有名校であるが、ハーバード大が「考えさせること」を主眼とする一方、ウォートン校は「明確な答えを提示すること」に主眼があり、この文化が書籍にも表出しているように思える。気持ちよいほど論旨は明確で、純粋に断言する所がこ気味よい。この分野に興味があるものにとって優れた書物であることは間違いない。
5つ星のうち 3.0
十分条件というより必要条件,
By
レビュー対象商品: イノベーション・マネジメント 成功を持続させる組織の構築 (ウォートン経営戦略シリーズ) (単行本)
イノベーションを成功させるためには、通常の企業経営において重視すべき領域(戦略・組織・業務プロセス・人事評価・動機付け・組織学習・組織文化の7つ)に対して適切にマネジメントすること、というのが主旨です。単に個人の発想に依存するだけではイノベーションは起きない、ということを理解するためには有益だと思います。 但し、各々の領域でイノベーションのためにマネジメントすべきことは、本書でも述べられている通り、斬新なものはありません。 また各々のソリューションもそれほど深く洞察されているわけではありません。 従って、必要条件は書かれているが、十分条件といえるほどの内容ではありません。 もっと深くイノベーションのマネジメントを理解するためには、各々の領域での良書を読み込む必要があるでしょう。
5つ星のうち 1.0
簡単にイノベーションできれば苦労しない,
By
レビュー対象商品: イノベーション・マネジメント 成功を持続させる組織の構築 (ウォートン経営戦略シリーズ) (単行本)
著者達 (大学講師やコンサルタント)が、有名なビジネスを立ち上げたわけではないので、 当然、コツは書かれていない。 後付で解説しているだけ。 戦略タイプ別に自社を当てはめることができるが、 必要なのは、背中を押してくれる励ましの言葉だと思う。 その重要成分は、本書から得られない。
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